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2011年7月 5日 (火)

原発事故286

日本で使っている、食品や水の放射線物質の指標値は、世界的にみると厳しい基準値になっている。
アメリカよりも厳しいことは、すでに書いた。
EUは、4月12日に日本と同じ基準値に切り換えている。

http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/283-b965.html

世界保健機関と国際連合食糧農業機関によって設置された食の安全を保つための国際食品規格委員会(コーデックス委員会)では、飲料水、牛乳は1000ベクレル/キロ、野菜、穀類、魚、肉ともに1000ベクレル/キロとしている。

これらを見ても、日本の指標値そのものは甘い数値というわけではない。
ただ、現在の日本国民の不安感を軽くするには、もっときめ細かい情報提供が必要になるのではないか。
暫定基準値以下ならば市場に出すのはOKであるが、暫定基準値以下でも放射線量の値がいくつなかのか、地域ごとでもいいので示されれば、牛乳や野菜を買うときの参考になるのではないかと思う。

1107041__ 緑の陰が濃くなった諏訪中央病院

反核三部作の映画を撮った鎌仲ひとみさんと先日、対談をした。
この対談は、7/11発売号の「週刊朝日」に掲載される。

鎌仲さんは、暫定基準値以下の商品を出しながら、その放射線量も記入し、それによって値段に差をつければいいのではないかと言っていた。
なるほど、暫定基準以下の放射線量の程度と価格を比べて、食べるか食べないかを判断できる。
民主主義だから、情報がきちんと公開されて、選択できればいいのである。
暫定基準地以下のものを食べてもいいと納得できれば、食べればいいのである。

ぼく自身の生き方としては、精神衛生上、暫定基準値以下ならばもう放射能のことは気にしないで食べたい。
それがぼくの心と体を守るやり方だと思う。「気にしない」という選択もあってもいいと思う。

日本の暫定基準値をもっと厳しくすべきという意見もあるのはわかっているが、世界と比べるとまあまあのラインであることを考えると、このへんで仕方ないかとぼくは思う。

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