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2011年7月 5日 (火)

改正法、一年

改正臓器移植法が施行されて1年になる。
本人の明確な意思表示がなくても、家族の同意で移植が行われるようになった。
改正後、54例の臓器移植が行われた。
それ以前は、年間10件程度だったので、件数は明らかに増加した。
しかし、心停止後も含めた臓器提供者の全体数はあまり増えていないようだ。
子どもの臓器提供は15件が検討されたが、実際に行われたのは1例だった。
病院側が説明したが、家族が望まなかったり、虐待が完全に否定できないために病院が説明しなかった例もあったという。

1107042__ 木陰が気持ちいい諏訪中央病院の庭

生体腎移植をめぐる臓器売買で、内科医が逮捕された。
この医師は、腎不全で透析を受けていた。
宇和島徳州会病院で腎臓移植を行っているが、半年間で2度も養子縁組をしていることになぜ疑問をもたなかったのだろうか。
ふつうの病院の倫理委員会ならば、疑問をもつのではないだろうか。
どんどん臓器移植をしてしまう傾向はおそろしいように思う。

もちろん、今回の事件は、臓器移植法の明らかな違反である。
金銭が動く臓器売買を認めてしまえば、公平性が保てなくなる。
こういう事件があると、せっかく臓器移植が少しずつ増えはじめているのに、またストップしてしまいかねない。
ルールに違反してでも、自分さえよければいいという考え方は、どんなことがあっても慎まないといけない。

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