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2011年7月17日 (日)

日本医療維新の会

第16回日本医療維新の会が、田中一哉さんの山荘がある黒姫高原で行われた。

地域医療の神様といわれている増田進先生と↓

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増田先生は、岩手県沢内村で地域医療をつくり、日本ではじめて老人医療費を無料化した。
かつて不健康だった地域は健康になり、寿命が延びた。
暗かった地域が明るくなった。
老人医療費を無料化するということはどういうことか、村の人たちとよく話し合っていたため、医療費が天井知らずに伸びることはなかった。
老人医療費の無料化を守ろうとするならば、老人が無駄な医療を拒否するくらいにならなければ、無料化を持続することはできない。
みんなの保険料が使われているのだから、ムダなことはできないのだ。
命を守るためには、早期発見が大事ということで、健康診断が盛んになった。
その結果、医療費が安くなった。
そのことを住民自身がよく理解した。
そういう積み重ねが、沢内村にはあった。

日本プライマリ・ケア連合学会の理事長で、前北海道大学教授の前沢政次先生と↓

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石巻では、この学会が行っている東日本大震災支援プロジェクト(PCAT)の救援チームに、JIM-NETはたいへんお世話になっている。
JIM-NETと諏訪中央病院は、来年3月まで長期戦で支援を続けることになったので、PCATとの連携をスムーズに助け合い、石巻の被災者を支えようと話し合いが行われた。
日本医療の再生のためには、総合医の地域医療の視点が大事だということを確認してカンファランスは終わった。

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