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2011年7月26日 (火)

地域医療をどう確保するか

「世界」8月号に小高病院前院長の遠藤清次さんと、管理栄養士の鶴島綾さんの二人が、南相馬に地域医療をどう確保すべきかという論文を書いている。
そのなかには、震災後30キロ圏に入った最初の医療チームとして、諏訪中央病院やJCFのことが書かれている。
諏訪中央病院の総合医の指導役である佐藤泰吾医師を筆頭に展開してきた巡回診療のシステムは、その後も南相馬で引き継がれている。
鶴島さんは、避難者たちの食事のことを書いている。
南相馬では当時、屋内退避指示が出ていたため、炊き出しができなかった。
3/25、JCFがレトルトのおでんを持ちこみ、おでんパーティーをしたことを紹介し、「救いだった」と述べる。

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ぼくは3/14ごろから30キロ圏内のことが気になり、桜井市長や南相馬市立総合病院の医師たちと連絡を取り合いながら、30キロ圏内の人たちの命や健康をどう守るか話し合ってきた。
その経過は、『チェルノブイリ・フクシマ なさけないけどあきらめない』(朝日新聞出版)に詳しく書いた。
ポスト・フクシマをどう生きるかを考えて、一冊の本にまとめた。
日本をメルトダウンさせないため、これが絶対に正しいという生き方はないが、できるだけ○に近い△の生き方を探している。

「世界」をぜひ、お読みください。

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本日26付けの朝日新聞夕刊に『チェルノブイリ・フクシマ なさけないけどあきらめない』が取り上げられています。ご覧ください。

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