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2011年8月18日 (木)

鎌田實の一日一冊(104)

「耳を澄ませば世界は広がる」(川畠成道著、集英社新書、756円)

川畠成道のバイオリンは、繊細で大胆。美しくて、強くて、柔らかい。
複雑な味わいが魅力的。
8/24に発売される「川畠成道~クライスラーを弾く」を聞きながら読んだ。

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目の見えない天才バイオリニストは、リアルな世界を丸ごとのかたちできちんと見つめている。
もう一人の自分とか、批判に耳を傾けるとか、自然体の大事さなど、困難のなかを生きる彼流の生き方に、たくさんのヒントが隠されていた。
この本に黒柳徹子さんと帯を書いた。
ぼくは、こう書いた。

「絶望のなかで希望をどうつくるか。彼の音楽のように芳醇なこの本には生きるヒントがいっぱいある。いまこそ読んでもらいたい一冊」

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