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2011年8月11日 (木)

原発事故314

放射線は、受精卵が着床してから約4ヶ月の間、細胞のDNAを傷つけ、奇形などの障害をもたらす可能性があるといわれている。
国際放射線防御委員会は、100ミリシーベルトを超えないかぎり、妊娠中絶をする必要はないとしている。
しかし、妊婦の被曝はほんのわずかでも減らしたほうがいいということで、原町中央産婦人科医院の高橋先生が中心になり、7日、南相馬で妊婦さんの家の放射線測定と、20人のボランティアによる除染活動が行われた。

1108092__ 緑の木陰が涼しげな諏訪中央病院の庭

雨といの水が集まってくるところで毎時5マイクロシーベルトという高汚染が検出された。
この汚染は高圧洗浄機で洗浄し、0.6マイクロシーベルトまで減った。
屋根の上が1.4マイクロシーベルトだったが、0.2マイクロシーベルトに減った。
部屋の中は、屋根に近い二階のほうが高く0.8マイクロシーベルトあったが、屋根を洗浄したため0.7マイクロシーベルトに下がった。

庭の表土を10×15メートルの範囲で10センチはがし、庭の端に掘った深い穴に埋める作業は、什器を入れず人の力だけで行った。
その結果、1.5マイクロシーベルトから0.6マイクロシーベルトに下がった。
地上から1メートルの高さで1マイクロシーベルトから0.7マイクロシーベルトに改善した。
家の中は0.6マイクロシーベルトだったが、窓の外や庭、屋根を除染することよって0.5マイクロシーベルトになった。

高橋先生は、外側からの放射線を遮断できるような、金属や水の層を利用したカーテンをある業者とともに開発中だとか。
そのカーテンが使えるようになれば、部屋の中はもっと下がる可能性がある。

これらをみると、除染によって放射線の値が2~3割下がっている。
妊婦さんや家の人には、0.1マイクロシーベルトでも減るのはうれしいと、とても感謝された。
放射線値を測定し、見えない放射線を見えるようにすることが、冷静な判断のためのいい材料になる。

未来を支える子どもたちとお母さんにできるだけのことをしたい。
高橋先生はそうおっしゃっていたが、同感である。

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