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2011年8月14日 (日)

原発事故316

JCFはフイルムバッジを50人の方につけていただき、毎月データの情報を本人に戻している。
1ヶ月の放射線量が推測でき、生活の仕方を工夫するきっかけになっている。
希望があると、それぞれの家庭に行き、空間線量や土壌線量などを測定している。
先週は、JCFに事務所を貸してくれている原町中央産婦人科医院の高橋先生とともに除染活動を行った。

Photo 放射線についての講演の後、福島の若いお母さんたちに質問を受けるカタマ

フイルムバッジをつけたことにより、放射線への関心が深まり、その結果、栃木県に引っ越していく人がいた。
それはその人が自己決定した結果だ。
情報を得たうえで自己決定することが大事なのである。

完全な正解というものはない。
収入や生活、親の問題など、さまざまなファクターを方程式を解くようにして、悩みに悩んで生活の場を決めている。
どうすべきか心は揺れるだろう。当然のことだと思う。

子どものいる親たちは悩みが深い。
福島の小中学生はすでに7600人が県外へ転校している。
夏休み以降は、さらに1000人が県外に、4500人が県内に転校していくという。

3月の緊急避難のときに、南相馬から飯館に避難した人たちもいた。
もっと情報公開がされていれば、こんな悲しい避難をせずにすんだはずだ。
南相馬から福島市に避難して、しばらくして福島市のほうが線量が高いことがわかり、南相馬に戻ってきた人もいる。
徹底した情報公開がなければ、生活の場を自己決定することもできない。

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