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2011年8月29日 (月)

原発事故323

午前中、原村診療所で診察した後、尖石遺跡で、福島っ子の夏休みで信州に来ているお母さんたちに放射能の話をした。
お母さんたちの心配は尽きない。

健康診断では、健康に対する心配事を記入する欄があるが、多くの人がたくさん記入していた。
震災直後、断水になり、3/15前後に水をもらうために外で立って並んでいたが、そのときに被曝していないか心配する人がいた。
こういうのを聞くと、政府や東電の対応に憤りを感じる。
彼らにとっても何がなんだかわからなかっただろうが、「大したことない」ということを官房長官が必死に繰り返し、原発推進の科学者が「大丈夫」と言い続けた。
しかし、実際は、11日の夜、14~15日にメルトダウンが起きている。
さらに21日には再溶融が起きたと思われる。
この時期に、浪江、飯舘、伊達、福島、郡山などにたくさんの放射性物質が飛散している。
「大丈夫」といってごまかすのではなく、事故の重大性を話すべきだったと思う。
せめて屋内退避を命じていたら、と悔やまれる。

Img_4488

庭が毎時2.5マイクロシーベルトという家がけっこうあることに驚いた。
それでも、転居したくてもできないという。
そこで暮らし続けなければならないとしたら、どうしたらいいか、みんな心配している。
年間20ミリシーベルト以下は大丈夫と思わずに、0.1マイクロシーベルトでも下がるように除染活動をするようにお母さんたちに話した。

行政が調査している福島産の野菜も、ほとんど放射線量が不検出になりはじめている。
「不検出」とは、まったくゼロか、あっても10ベクレル以下。
野菜の宅配のらでぃっしゅぼーやも、多くの福島産の野菜は3~10ベクレル以下になっていると聞いた。
ほぼ心配ない段階まで下がっていると思われる。

Img_4492 福島っ子の夏休みで信州に来ている子どもたち

しかし、ホウレン草やトマトは低いか、サツマイモやジャガイモは比較的高い。
子どもはできるだけ気をつけたほうがいい。
今年は、おそらくセシウムは土の深いところに達してないと思われるのでそれほど心配ないかと思われるが、来年以降は、放射性物質が雨で深く浸透していくため、地下にできる野菜は要注意である。

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