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2011年8月29日 (月)

福島産の野菜

カタログハウスの東京店が、福島産の野菜の販売を始めた。
日本の暫定規制値を超えない野菜であることはもちろんだが、日本よりもさらに厳しいウクライナの規制値を超えない野菜を売っている。

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ウクライナの規制値はなかなかうまくできている。
野菜は日本が500ベクレルに対して、ウクライナは40ベクレル。
果物は日本ではないが、ウクライナでは70ベクレル。
水は日本が500ベクレルだが、ウクライナでは2ベクレル。
肉は日本が500ベクレルなのに、ウクライナでは200ベクレル。
魚は日本が500ベクレルなのに、ウクライナでは150ベクレル。
幼児の食品の基準値は日本ではないが、ウクライナではすべて40ベクレル。

福島から来ているお母さんたちの話を聞くと、日本の食品の基準値に不安や不信感をもっているようにうかがえた。
ウクライナのように厳しい基準値のほうが、風評被害は起こりにくいし、不安や不信感も払拭しやすい。

ちなみに、ぼくたちJCFが医療支援をしているベラルーシでは、飲料水は10ベクレル以下、野菜は100ベクレル以下、肉は200ベクレル以下である。

民主党も新政権ができたら、食品の安全規制値を見直したほうがいいと思う。

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東京店に並べられた福島産の野菜は、ほどんどがND(不検出)となっていた。
店には線量測定器が置いてあり、きちんと○ベクレルという数字が示されているので、買うための判断ができる。買いやすい空気になっている。
26日の初日は大混雑だったが、東京の人など買いに行ける方は福島の農家を応援してあげてほしい。

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