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2011年8月12日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(82)

「未来を生きる君たちへ」

2011年のアカデミー賞最優秀外国映画賞を受賞している。同時にゴールデングローブ賞も受賞。
デンマーク映画。

子どもたちの世界にもいじめという暴力があった。
大人の世界でも夫婦が反目し合っていた。
主人公の父親がアフリカへ医療支援に入る。そこにも、納得できない暴力がはびこっていた。

Photo

デンマークの学校のなかで繰り広げられる暴力。
町のなかで繰り広げられる暴力。
アフリカのなかで繰り広げられる暴力。
憎しみが暴力を生み出す。暴力は戦争へ。
傷ついていく人間たち。
大人も、子どもも、どう生きたらいいのか、みんな悩んでいる。

悩みながら、この映画は復讐から「許す」ことによって、人間の絆の再生を考えていく。
絶望が続く、人間はどうしようもない動物だと思いながらみていると、最後にじわっと希望

がわいてくる映画である。

映画の醍醐味を楽しめる、おすめめの一本である。

                   ◇

福島の詩人、和合亮一さんと、「未来を生きる子どもたちへ」の映画の後のトークショーをした。

被災しながらツイッターで詩を発表し続けた。
外国にも呼ばれ、詩の朗読をしたり、テレビでも何度も取り上げられている。
大震災のことを、多くのメディアがビジュアルで伝えてきたが、詩という人間の心のフィルターを通した大震災は、見えない放射能に対する怒りやおそれ、悲しみを伝えていると思った。

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