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2011年8月19日 (金)

若者と語る(上)

終戦の日にNHKラジオの「鎌田實といのちを語ろう」で、震災、平和、お盆を通して命のたてのつながりについて、若者たちと話しあった。
毎年感心することが多いが、今回は特に若者たちの考えに感動することが多かった。

いわき市の涼香さんは、中学三年の14歳。
長崎の式典に招待された。
長崎の原爆と福島原発事故の共通点が二つあると話していた。
自分たちも仮設住宅で不便な生活をしている。
自由を奪われたという点で似ていると思ったという。
「放射能が遺伝子に影響すると聞き、将来が怖い。当たり前の生活ができるか不安である」
同じような不安を、白樺湖に来た福島の15歳の少女も口にしていた。
みんな心配なのだ。

Img_0439 仙台から生放送でお送りした「鎌田實といのちを語ろう」

涼香さんは3/11、母親と乗った車ごと津波に飲み込まれ、車の上で救助を待った。
原発が水素爆発をしたと聞いたとき、放射能に汚染される恐怖を感じたという。
事実を直視しながら、不安をどうぬぐってあげることができるか、ぼくたち大人の役割だと思う。
子どもだからどうせわからないなどと思わずに、子どもたちに現実の大変さを語りながら、それでも安心して生活していけるようにするのだということを伝えることが大事だと思った。

女川の真奈さんは高校二年生の17歳。
女川の災害FMのアイドルになっている。
両親が離婚し、母子家庭で育った。今回の津波でその大切な母が亡くなった。
おばあちゃんと仮設住宅で暮らしている。
自分もつらいのに、被災した人のインタビューをして聞き役にまわって、明るい笑顔で町中の人たちに夢や希望を与えている。なんともすごい17歳だ。

自分の悲しみを横において、町の復興に全力投球している若者のすがすがしさがまぶしいほどだった。

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