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2011年8月11日 (木)

鎌田劇場へようこそ!(81)

「ツリー・オブ・ライフ」

ブラット・ピット、ショーン・ペンの二大スターを起用した、テレンス・マリックという伝説の名監督の作品。
今年のカンヌ国際映画祭の最高賞を受賞している。
人生とは何か、家族とは何か、命のつながりを考えさせてくれる映画である。

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「父さん、あなたはそのときぼくに何を求めたのだろう」
息子は父の厳しさに耐えられなかった。
プラピ演じる父は自分の人生をうまく乗り切れないために、息子たちを強く育てようと必死だった。
「あのころぼくは父さんのことが嫌いだった」
その成長した息子をショーン・ペンが演じている。
これがなかなか渋くていい。
母親の存在の大きさもよくわかる映画だ。
父親と三人の息子たちがいつもぎすぎすしている。
しかし、徐々に雪解けを暗示して映画は終わる。

隙間がいっぱいで、見る人にいろんなことを考えさせる素敵な映画。
パルムドールを受賞したものうなずける。

この地球上に奇跡の命が生まれ、その命が脈々とツリーのようにつながっていく。
そのさまを映像美で表現している。
命を守るためにできた家族なのに、家族同士が傷つけ合う。
傷つけ合いながらも、家族の大切を見事に描いている。

完成度の高い映画だと思う。

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