原発事故326
日本放射線安全管理学会が、住宅のホットスポットの発見・除染マニュアル(ttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jrsm/shinsai/0728soil.pdf)を発表した。
放射性物質の汚染が高いところとして、雨どい、側溝、排水溝、マンホール周辺、水溜りの乾燥跡、錆びた鉄材、切り株、木材、こけ、草木、枯葉などをあげている。
ぼくたちJCFも、南相馬市で高橋先生と協力して除染活動しているが、経験的にこれらの場所にホットスポットがあることを実感している。
屋根も日本瓦の場合は、放射性物質がその隙間に残っていて、一階よりも二階のほうが高いことがよくある。
瓦の隙間、雨どいは特に高圧洗浄で洗わないといけないと思ってやってきた。
庭木は水をかけて洗っただけでは下がらないことが多く、木の枝を大胆に全部切り落としたりもしている。
庭の土は10センチほど削ると3分の1くらいに数値が下がるが、さらに新しい土をかぶせると、6分の1くらいに下がることがわかった。
国が汚染された土や枝などを捨てる場所を指定してくれないため、今のところ庭に穴を掘って埋めるしかないと思う。
となると、個人の力ではなかなか難しい。
ボランティアだけでは、屋根に上がることも、穴を掘ることも難しいことを実感している。
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