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2011年9月 6日 (火)

原発事故328

原子力安全・保安院は3/11~13に関しての1号機の解析結果を、官邸に報告していなかったことが今ごろわかった。
原子力安全・保安院も安全・保安院だが、報告をしていないことに気がついてない官邸も無能である。

3月11日午後5時ごろ、菅首相は一回目の会見をしていて、放射能は放出していない、コントロール可能というようなことを言っている。
しかし、午後5時過ぎには、1号機の燃料棒は溶融がおこりはじめていたはず。
午後9時21分にはメルトスルーがおき、85%の燃料棒が溶けて圧力容器から格納容器の底へ溶け出しているはずである。
このころも原子力推進派の学者たちはテレビに出て、5つの防御システムがあるからまったく心配ないと言い切っていた。

炉心溶融がおきていた午後5時ごろの時点で、ベントを行う決断ができたかどうかは大事なところである。
翌12日のベントでは遅い。
なぜ、ベントを行う決断が遅れたのか。
なぜ、放射性物質を除去するベントのフィルターがついていなかったのか。
なぜ、ベントが簡単に作動しなかったのか。
なぜ、原子力推進派の学者たちはテレビでだいじょうぶと言っていたのか。その根拠は何か。

原子力問題は民主主義が問われているわけで、すべてのことをオープンにして検証したほうがいい。

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