原発事故333
食物の放射線測定を徹底すべきである。
システマティックに測定すべきと書いてきたが、その一つは測定器の使い分けがヒントになる。
たとえば、島津製作所では、50ベクレル以下のものは測れないが、流れ作業的にチェックできる測定器を出している。
日本の多くの食品の暫定基準値は500ベクレルであるので、この測定器でチェックし、母乳など子どもの口に入るようなものは、50ベクレル以下も測れる精度の高い測定器を使う。
つまり、速く測定するもの、詳しく測定するものを使い分けるのだ。
日本では果物の暫定基準値はないが、ウクライナでは70ベクレル、ベラルーシでは40ベクレルである。
幼児の食べ物の暫定基準値も日本にはなく、ウクライナでは40ベクレル以下、ベラルーシでは37ベクレル以下としている。
日本では、牛乳は200ベクレル以下だが、それ以外の肉も魚も野菜も水も500ベクレル以下。
外食チェーンなどでも、50ベクレル以下の食品は使わないと公表すれば、消費者に対する安心効果を生み出すと思う。
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