原発事故338
チェルノブイリでは、事故後25年たった今も、30キロゾーンのなかで4000人の労働者が爆発した4号炉の管理をしている。
溶けた燃料棒は取り出すことができず、ひび割れた石棺からは放射線が漏れ出ている。
多くの労働者は4日働いて3日休むとか、厳しい仕事では15日働いて15日休むなど、休みを保障されているため、労働力には困らないといわれている。
1日10マイクロシーベルト以上にならないように働くシステムになっているという。
1日10マイクロシーベルトという数字は、とてもたいへんなことだ。
かつての原発労働者のまちプリピャチの廃墟
昨年7月、チェルノブイリの30キロゾーンに入ったとき、原発から300メートルの地点や、3.5キロ離れたプリピャチの廃墟で、毎時17マイクロシーベルトあった。
労働者は、30キロゾーンのなかに点在するホットスポットに気をつけなければならない。
25年経ったチェルノブイリでも、まだこんな惨状が続いている。
この先の福島のことを考えると、重いものがのしかかる。
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