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2011年9月22日 (木)

原発事故340

岩手県奥州市の下水道課が8/25、汚泥採取したなかから、2300ベクレルの放射性ヨウ素131が検出された。
8/11には不検出だったが、8/25に突然、2300ベクレルの高濃度が検出され、その後、8/31に590ベクレル、9/6に480ベクレルと徐々に減っていることから、8/25の高濃度は間違いではないだろう。

Img_3072 ベラルーシのヒマワリ畑(2010年8月撮影)

放射性ヨウ素が突然、ある地方の汚泥から見つかることはありえない。
3月に放出されたものはほとんど消えているはずである。
放射性ヨウ素131の半減期は8日で、30日もするとほどんどゼロに近づく。

8/25に2300ベクレルまで上がったということは、この時期にウラン235の核分裂反応が福島原発で起きていたことが推測される。
8/15~23までの間に、核分裂反応の結果出てきた放射性物質が、穴のあいた格納容器から漏れ出た可能性は否定できないように思う。

これからは放射性セシウムを中心にストロンチウムやプルトニウムに注意していけばいいと思っていたが、まだまだ放射性ヨウ素に関しても注視していかなければならないことがわかった。
それにしても、不気味だ。

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