原発事故342
震災後1週間で、初めて30キロゾーンに初めて医療支援グループとして諏訪中央病院の医師と看護師が南相馬に入ったが、もてもと福島の医師数は不足していた。
ベラルーシの小児科病院(2010年8月撮影)
全国平均の医師数は人口10万人あたり212人であるが、福島では183人。
震災後、南相馬を中心にした浜通りの相双地区では、44人の医師が病院を去った。
民間病院も医師が集まらない。
福島県を出た住民も多く、開業小児科も閉院せざるを得なくなっている。
今の病院の命綱である研修医も集まりづらくなっている。
福島の医療崩壊をどう防ぐか、みんなで考えていかなければならない。
これから200万人の県民の長期間にわたる健康調査をしたり、一般科だけでなく精神科の需要も増えてくる。
医療システムをどう支えるか喫緊の課題である。
県も国も早急に手を打たなければ、傷はどんどん深まるばかりだ。
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