原発事故346
JCFでは、食物の放射線測定器を購入し、測定をはじめた。
支援してくださる群馬県の農家の方から、土やジャガイモ、モロヘイヤ、チンゲンサイなどを送っていただき、測定した。
ジャガイモもモロヘイヤもチンゲンサイも、ヨウ素131も、セシウム(137、134)も不検出であった。
田んぼの土5~10センチもすべて不検出。
表土はセシウム137が203ベクレル、セシウム134が171ベクレル、ヨウ素は不検出であった。
ベラルーシの洋ナシ。果物の規制値は1キロあたり40ベクレルだが、日本では果物の規制値はなく、野菜の暫定基準値500ベクレルが目安にされている。
3/15のメルトダウンのときに風が南に吹き、水戸の辺りで西に向かい、群馬を通り、南魚沼のほうまで行っている。
この時期に雨が降った地域などは少しセシウムが残っている可能性があると考えた。
これでわかることは、表面の土は汚れているが、10センチ下は不検出なので、表土をとって除染することが有効だということ。
ただし、表土をすべて剥ぎ取るのは体積が大きくなりすぎる。
微生物でセシウムを集中的に集めるなどの作戦を考えないと、埋める場所に困ってしまう。
放射能は、消すことはではない。
燃やせば大気中に放出されるし、埋めれば地下水を汚す可能性がある。
表土を除染するなら、体積をできるだけ小さくする技術を開発する必要があると思う。
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