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2011年9月25日 (日)

鎌田劇場へようこそ!(87)

「マーガレットと素敵な何か」

東北へ行く電車のなかで、よく映画をみる。
電車はぼくの移動映画館。

誕生日に突然届いた一通の手紙、それは7歳の自分からのメッセージだった。
父親が破産していなくなり、母親と弟との三人暮らしとなる。貧乏な苦しい生活。
そんな7歳の「私」が、将来の「私」に手紙を書いた。
貯金箱のお金を使って、公証人に未来の私に届けるように約束する。
公証人も子どもだましのわずかなお金なのに、約束を守る。
仕事が絶好調の40歳の誕生日というときに、7歳の私から手紙が来る。
なんとも映画らしい見事な空想だ。
映画だからこんなストーリーができる。映画のいいところだ。

Photo_2

ソフィー・マルソーは、40代になっても素敵。
かつての自分の夢は何だったのか、自分らしい自分とは。
うまくいっていそうな自分のなかに、実はそうでもない自分がいたり、大事なものを捨ててきている自分に気がつく。
仕事に役に立たない時間は全部削除してきた。
弟とも十何年も会っていない。
徐々にそんな家族の絆に気づいていく。
いろんなことを考えさせてくれるおしゃれな映画だ。

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