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2011年11月29日 (火)

原発事故371

福島県二本松市小浜地区や福島市大波地区での米から放射性セシウムが検出された。
大波地区の周囲では予備調査と本調査で、28~136ベクレルの放射性セシウムが検出されていた。
隣接する伊達市では、163ベクレルが出ているところもある。

田んぼには水を引く。
福島市だけでなく伊達市も含め、この近辺一帯の山の水が流れているところは再調査すべきだと思う。

1111204__ 冬晴れの青い空にただよう雲

建設業者で除染作業をしている人からこんな話を聞いた。
校庭の除染が終わった段階で、台風がやってきて、校庭が水浸しになった。
山の水が浸水したためと思われるが、せっかく下がった校庭の放射線量が3倍くらいに増えたという。

この例から推測すると、里山も問題だと思う。
米の汚染も里山との関係に注目する必要があるように思う。

今回、大波地区の農家は自主的に米の調査を依頼した。
県や国が隠そう隠そうとするなかで、きちんと調べて公表したことは、評価したいと思う。
農家として立派な考えをもたれているようだ。
こういう農家が除染に成功し、来年は安心してお米をつくれるようにサポートしていきたい。

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