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2012年1月 9日 (月)

原発事故387

東電は、企業向け電力を2割アップするという。
その後、家庭向けの電力もアップを検討するという。
どうしようもない企業だと思う。

一貫して批判してきたが、総括原価方式といういかがわしい方式により、電力会社は絶対に損をしないようになっている。
利益が必ず出るように、電力料金を決めるようになっているのである。
かかったお金は、原発を推進するために湯水のごとくコマーシャルに使ったり、原発立地町村に見えない形での寄付行為を行っている。
福井県だけでも匿名の寄付が500億円。
それ以外に1974~2009年まで電源三法交付金として3245億円が福井県に入っている。

1201051__ 雪景色の岩次郎小屋

今回の事故で、最も長い間権力をもっている勝俣会長はいっさい責任をとっていない。
東電に天下りする官僚も反省することなく、電力料金を上げて国民に負担を押し付けている。
電力を地域独占させているから、いけないのである。
発電と送電の分離をもっと早くすべきだった。

経済産業省のエリート官僚だった古賀茂明さんと対談をした。
古賀さんはなんと1997年にOECDから発送電分離案をすべきというしかけをしている。
日本の今日を予想している。
あのとき、古賀さんがしかけたような発送電分離が行われていれば、エネルギー業界全体の自由化により厳しい競争がなされれば、世界と戦えるような技術革新も生まれていたかもしれない。
14年間が無駄にになってしまった。

ぼくは1991年からチェルノブイリにかかわりながら、一貫して日本の電力業界のおかしさを訴えてきたが、時遅し、という感じがしている。反省している。
経産省も、東電も、原子力安全委員会も、電力料金の値上げを検討するのは、まず徹底して血を流した後でなければならない。
まず、やることをやるべきだ。

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