鎌田劇場へようこそ!(99)
「ニューイヤーズ・イブ」
鎌田のいちおし新春映画としておした作品。
大晦日のカウントダウンのとき、タイムズスクエアの屋上から23メートルのところにぶらげられたボールが、1分間かけておりてくる。
そのボール・ドロップの途中で、ボールが止まってしまった。
そのとき、ヒラリー・スワンクがこんな演説をする。
タイムズスクエアガーデンに集まった何万人もの人に向けて。
「これはメッセージではないでしょうか。シャンパンをあけ、新年を祝う前に一度立ち止まって過ぎた年をふりかえれと思い出しましょう。成功も失敗もそして、守れた誓いと破った誓い、殻を破って冒険したこと、傷つくのが怖くて閉じこもったこと。新しい年はあなたにチャンスをくれます」
この演説の後、ボールは修理がされ、カウントダウンが行われた。
大事なことはこうやってきちんと物語を語ること。
たとえボールが動かなかったとしても、一生忘れられないような大晦日になっていく。
この国の不幸はこの十年、物語を語れる政治家が出てきていないことである。
ドジョウ首相の野田さんも、この国をどういう国にするのか、物語を語っていない。
96兆円の予算案がつくられたが、ほぼ半分は国債に頼らざるを得ない。
こんなそろばん勘定で、国も会社も生きているいけるわけがない。
きちんと自分の口で、どういう国づくりをするために予算を組むのか、物語を語らなければらない。
野田さんに物語を語ってもらいたい。
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