吉野川市で講演
徳島県の吉野川市に行ってきた。
『アハメドくんのいのちのリレー』(集英社)を、小学5年生が読んで、感想文を書いてくれた。
作文コンクールに出したところ、なんと綾華さんの作文が第一席の特選に選ばれた。
それが文集に掲載され、全校児童に配られたという。
ぼくも読ませてもらったが、小学5年の女の子にこんなに深く読んでもらえるのかとうれしくなった。
この絵本をつくってよかったと思う。
綾華さんは、作文の最後にこんなことを書いている。
「根深い問題を抱えている国同士の戦いは、すぐには解決できないかもしれません。
でも、一人ひとりが自分信念を強くもち、力を合わせていけば、「平和な世界」の実現はそう遠くはないと思います。
お互いが、少しの思いやりの心をもち、助け合える世界になるよう、私も今を大切に自分の信じる道を一歩一歩進んでいきたいと思います」
こんな子がいると思うだけで、日本はすごいなと思ってしまう。
徳島ではうれしい再会もあった。
昨年の4月初め、人手が足りない石巻支援のために、徳島から飛んできてくれたさくら診療所の吉田先生ともお会いすることができた。
7年間、イラク支援をしてきた井下先生ともお会いすることができた。
講演では、ぼくの登場の前に、なんと諏訪中央病院看護専門学校の校歌「愛のたまご」がピアノで演奏された。
そして、講演が終わったあとは、ピアノに合わせて、みんなで「愛のたまご」を歌ってくれたのである。
まさか、徳島で「愛のたまご」を聞けるとは思わなかった。
あたたかな歓迎を受けた。
徳島、大好き。
| 固定リンク