鎌田實の一日一冊(126)
「あいをよる おもいをつむぐ」(さとううさぶろう著、地湧社、1575円)
うさぶろうブランド、「うさとの服」をぼくはよく家で着ている。
手つむきの糸を天然の染料で染め、織り上げていく。
なんとも心地よい服。
「宇宙の法則によってつくった」と本人がいう服は、命の塊のような服だ。
タイのチェンマイに住み、いつも魂のことを考えているデザイナーである。
会っていても、やさしくて、これ以上のおだやかな人はいないんじゃないかと思わせる。
ぼくと同い年。
「ミノくん」とぼくのことを呼ぶ。
ぼくは「ウーさん」と呼ぶ。
自然のエネルギーをいつも大事にしているうさぶろうさんは、魂のデザイナーだと思っている。
着心地がいいうさぶろうの服を一度、着てみてほしい。
本も、おもしろいです。
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