ミンスクで甲状腺がんの権威と面談
深夜2時くらいに、ミンスクのホテルに着いた。
一休みして、飯舘村の青年、佐藤健太くんと、3人の子どものお母さんである南相馬市の高村美春さん、日本テレビの山口ディレクターと合流した。
若い人たちの目で実際にチェルノブイリを見てもらい、福島で生きていく手がかりを持ち帰ってもらいたいと思っている。
小児甲状腺がんの世界の権威となったユーリ・ジェミチェク教授と、ミンスク医科大学のオリガ小児科教授とディスカッションした。
小児甲状腺がんを防ぐためには、事故後の半年間が最も大事だ。
放射性ヨウ素I-131がほとんどなくなる半年後からは、30~40歳の甲状腺がんが少し多くなる可能性が十分にあるので、チェルノブイリ原発事故があった25年前に子どもだった青年から壮年になりかかけている年代層の人たちをフォローしていく必要があるという。
福島でも、子どもの甲状腺がんのピークは終わった。
これから何よりも大事なのは一年に一回の健診であると、ジェミチェク教授は言われた。
ジェミチェク教授は、JCFの招待で日本に来たことがある。
JCFのことを、もっとも早くベラルーシに入って支援をしたNPOの一つだと覚えていてくれた。
今後も、できるだけ詳しい情報をJCFに届けてくれると約束してくれた。
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