「まけない」
先週、永六輔さんとフォーク歌手の小林啓子さん、在宅ホスピス医の内藤いづみ先生と一緒に、福島市にボランディアに行ってきた。
退院したばかりの永さんは車椅子で参加だったが、めちゃくちゃに人を笑わせた。
イベントのタイトルは「まけない!」。
永さんは、「まけない」と書いた短いタオルをみんなに見せて、「首にもまけない、どこにもまけないタオルです」。
みんな大笑い。
こんなところでダジャレを言うとは思わなかった。
このイベントは、内藤いづみ先生が福島医大卒のため、福島市を応援してほしいと声をあげたのがはじまりだった。
ぼくは、放射能と健康について語った。
イベントが終わると、ほかの3人は東京へ。
ぼくは小高病院の元院長の遠藤先生と管理栄養士の鶴島さんと会い、福島駅前でトンカツを食べた。
遠藤先生は、今、猪苗代にいるそうだが、4月に南相馬市の鹿島区の仮設住宅の一角に診療所を開設する準備をしている。
比較的小高地区の人の多いので、鹿島・小高きずな診療所と名前をつける予定だそう。
診療所の看板を、ぼくが書くように頼まれた。
遠藤先生は、甲状腺を専門とする医師。
甲状腺を専門とする医師は福島県全体をみても少ないので、遠藤先生が南相馬で診療できるようになるのは、住民たちにとってうれしいことだと思う。
ぼくも、できるだけの応援をしたいと思う。
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