原発事故399
もんじゅのストレステストに、9億円の随意契約をしていたという。
バカなことにお金をかけるものである。
もんじゅは、明らかに技術的に難しい壁にぶつかっている。
開発にお金がかかりすぎ、世界も開発をあきらめた高速増殖原型炉が、ストレステストを受けるというから、なんとものんびりした話である。
国は核燃料の輸送容器に関する検査基準を厳しくしようとしているのに、容器の設計・製造会社から1485万円の寄付をもらっている有冨・東工大教授。
原子燃料サイクル専門部会の部会長で、標準委員会の副委員長をしている人物である。
とんでもないことである。
菅さんは首相時代、、東工大の仲間を内閣官房参与に任命している。とぼけた話である。
これでいいと思っている大学の研究者というのは、恥を知らないのだろうか。
原子力専門委員の3人が5年間で、原子力を推進する団体や企業から1800万円の寄付をもらっている。
この人たちが原子力政策大綱をつくっているのである。
これだけの事故を起した後も、「原子力は安全」と言い放つ。
しかも、企業からお金をもらっている委員を辞めさせることもできない政権というのは、何の役割をしているのだろうか。
新しい大綱は8月にまとまるが、こんな委員に決められた大綱では不安である。
いろんな考えをもつ人たちが議論するのはいいことだと思うが、少なくとも原子力を推進する企業や団体から寄付を受けているような専門家にはやめてもらうべきだと思う。
日本の民主主義はどこに行ってしまったのか。
日本の恥の文化はどこにいってしまったのか。
悲しいなあ。
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