働くことの意味
本日26日付けの読売新聞朝刊の思想オピニオン欄に、「潮」での鎌田と柳田邦男さんとの対談の内容の一部が取り上げられている。
その対談でぼくは、働くことの重要性を話した。
東北で入浴支援をしながら、被災者に日当6000円で働いてもらったことで、被災者が生き生きしはじめ、一つのリズムができた。
さらにコラムの筆者は、東京電力の賠償案は、被災者の元々の収入を補填するものであり、被災者に働かない選択をさせ、精神衛生上も肉体的にもよくないと指摘している。
ぼくはかねてから「働くこと」と「愛する人がいること」という2つが大事だと思ってきた。
若者がこの2つをもてるようになることが、この国の明暗を分けるテーマだと思っている。
4月26日発売の『ニッポンを幸せにする会社』(集英社)はまさにこの雇用をどう広げるか、資本主義を超える資本主義について考えている。
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