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2012年3月11日 (日)

小児科医を募集

福島県平田村にあるひらた中央病院には、震災復興支援放射能対策研究所がある。
福島の子どもを守ろうと、食品の放射能測定器やホールボディカウンタを置いて、福島の子どもたちには無料で内部被曝の測定をしている。
ぼくは、「名誉理事長」という訳のわからない名前をつけられ、子どもの健康を守る活動を応援することになった。

志が高い病院だと思う。
震災時も、20キロ圏内の病院や施設に入院していた寝たきりの高齢者を、ピーク時168人引き受けた。
これを聞いた医師や看護師が全国から交代で400人集まり、支援の輪が広がった。
ホールボディカウンタの予約者が1万人を超えているため、6月にはもう一台、最新型のキャンベラ社製のホールボディカウンタが入る。
小児科医も増やそうとしている。

平田村自体は毎時0.1マイクロシーベルト前後で、放射能は福島県内では最も低い地域のひとつだ。
甲状腺外科の専門医の遠藤先生が、6月ごろから南相馬市の仮設で診療所を開業する。
ひらた中央病院とも連携をとることで、甲状腺の病気や小児全般の病気など、子どもたちの健康診断の体制が充実すると思う。

志のある小児科の医師にぜひ、来てもらいたいと思う。
ひらた中央病院についてはこちら↓

http://www.seireikai.net/

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