原発事故411
今までの原発立地地域は小さな町村が多かった。
一つの町村に巨額なお金が投下され、お金で生き方を変えさせられたのである。
しかし、今回の事故で思い知らされたとおり、原発事故はひとたび起きれば、広範囲に被害をもたらす。
新しい原発防災計画のなかで、緊急防災措置区域を30キロ圏に拡大するのはいいことであるが、この30キロ圏に当たる県市町村すべてに、再稼動の了解が必要だと思う。
今までも、防災計画の強化をしようとすると、電気事業連合会や経済産業省原子力安全保安院が反対してきた。
原発の不安が広かるから、寝た子を起さないほうがいいというのが彼らの考え方である。
夜の東京タワー
もう、こういう考え方から脱しないといけない。
原発が置かれている町の隣の町や、その隣の町が、原発の稼動に本当に賛成してるか、やはり広い範囲の了解が必要だと思う。
そういう議論をしていくなかで、日本がどういう方向に進むべきかが見えてくる。
原発にできるだけ頼らずに、エネルギーをどう確保していくか。
まったなしで前を向いて検討していく必要があると思う。
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