« 鎌田實の一日一冊(130) | トップページ | 人生を変える一冊 »

2012年4月10日 (火)

原発事故412

先月26日に2号機の原子炉格納容器内部に内視鏡を入れたところ、水位が60センチと想像以上に低いことがわかった。
毎時9トンの水を原子炉へ注入しているが、その水は格納容器の底に穴が開いて、地中に漏れ、さらに海に流れている可能性がある。
地中にもれている放射線量は測定できず、もちろん発表されていない。
しかし、かなりの放射能が地中を汚している可能性が高い。
当然、石棺で覆わなければならないと思うが、その前に、プールに入っている使用済み燃料棒を安全に取り出すだけで数年かかってしまう。
同時に、じゃじゃ漏れになっている水をせきとめるために、地中にダムをつくり、浄化しなければならない。
セシウムだけでなく、ストロンチウムなどのほかの核物質も浄化できるものも必要である。
やらなければならないことは山のようにある。

|

« 鎌田實の一日一冊(130) | トップページ | 人生を変える一冊 »