経済の新刊発売
集英社の読書情報誌「青春と読書」(90円)に、「強くて、あたたかくて、やさしい会社」というエッセーを書いた。
日本は不況が20年ほど続いているなかで、東日本大震災が起こり、二重の困難を突きつけられている。
現在の生活保護受給者は過去最高の205万人、支給総額は3兆4000億円。
経済学者フリードマンが言うような新自由主義、あるいは市場経済をとことん追及していくと、合理化に合理化を重ね、日本本来の終身雇用が壊れ、派遣社員が広がり、パート社員が増え、工場は外国へ移り、産業の空洞化が起こる。
背に腹は変えられず、そうしてきたのであるが、結局のところ、働きたくても働けない人たちが生活保護に陥ることとなった。
さらに、その人たちの生活を支えるために、国も自治体も非常に厳しい状態になっている。
仕事がなくなった本人も不幸である。
働きたいと思っているすべての世代の人たちに雇用を広げるためには、どうしたらいいか。
被災地でも仕事がみつかった人たちはいち早く希望がもてるようになってきている。
雇用をよくするために経済をどうしたらいいか、鎌田流に考えてきたことが、一冊にまとまった。
『あってよかった!応援したい ニッポンを幸せにする会社』(集英社)は、まもなく発売である。
ぜひ、お読みください。
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明日29日は、「日曜はがんばらない」(午前10時00分~、文化放送)で、童心について語る。
ぜひ、お聴きください。
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