がんばらない経済学②
~内需の拡大を
ぼくの経済への関心の根幹には、いつも若者の雇用をどう増やすかという問題が常にある。
失業者300万人。なかでも、若年者の失業率は高く、9%である。
ワーキングプアという、ふつうに働いているのに年収が200万以下の労働者が1100万人もいる。
資本主義が行き詰っている。
少しでも利益を上げようと、外国に出て行く会社もある。
国内の空洞化である。
すると、国内の労働者は収入が減るため、内需が低下していく。
外国で生産するほうが労働力も安く、円高の被害を減らすことができると、みんなが外国へ外国へと出ようとしている。
グローバル化という言葉にだまされているのではないかと危惧している。
もともと日本の輸出の比率はGDP比で10~17%。韓国やドイツに比べて圧倒的に低い。
実は、日本は内需の国なのである。
みんながお金を使いながら、自分の生活をよくてしていく。そうすることで日本の景気をよくなり、また自分の生活が豊かになる。
その間に、たくさんの雇用が生まれる可能性がある。
いい会社は国内にとどまって、世界と闘いながら、内需を拡大していくことが大事だ。
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