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2012年5月18日 (金)

原発事故423

こうなった以上は、どのような形で節電するかが問題だ。
電力消費が高まる夏も、本当に停電の危険があるのは2週間ぐらいのいちばん暑いときである。
それも、一日のうちの2時間程度。
その時間帯の電力をべらぼうに高い値段に設定すれば、消費する側は自然に節電に向けて工夫する。
たとえば、工場では朝、2時間ほど早く操業するところも出てくるだろうし、土日に操業するところも出てくるだろう。
それぞれが判断すればいい。
資本主義のルールのなかで、個人や企業が選択し、うまくおさまると思う。
地域独占をさせていた電力システムに、自由主義と民主主義のルールをきちんと入れることが大事なのだと思う。

Img_0428 富士見のお気に入りの喫茶店に咲く桜

そんななか、いい風が少しは吹いてきている。
東電は、時間別の料金体系の導入を7月から検討しているということである。
7~8月の午後1~4時までの夏場の時間を割高にするのはとてもいいことである。
その分、夜間は安い料金にする。
これもとてもいい。
ある時間帯にはほんの少し高くではなく、うんと高い値段をつけて、しっかりメリハリをつけたほうがいと思う。
少しずつだが、電力の本格的な自由化へ一歩一歩舵を切り始めているようなサインが現れだした。
歓迎すべきことだと思う。

この10年は、新しいエネルギー時代に向けて生みの苦しみを味わうと思うが、ここを通して日本は新しいエネルギーの最先端国になれるはずである。

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