原発事故425
大飯原発があるおおい町議会が、再稼動に同意した。
あと福井県の同意があれば、再稼動を決定すると考えているようだが、民主主義の手法としては非常におかしい。
ひとたび原発事故が起これば、滋賀県や京都府の住民たちに影響が及ぶ。
場合によってはふるさとを追われる事態にもなりかねない。
その人たちの考えは無視されているのだ。
小さな町の議会は、大量の補助金をもらわなければ町が生きていけないと思い込んでいる。
でも、補助金がなくても、魅力ある町づくりをしている町はたくさんある。
立派な公共施設のハコモノが住民の幸せにつながるのだろうか。
そろそろ発想の転換をしたほうがいい。
岩次郎小屋の下の田んぼでは、田植えが終わった
日本全体で考えれば、猛暑になったとしても、節電することでほぼトントンのやりくりができるはず。
電力会社同士も融通しあい、自然電力を使っての揚水発電を徹底することで、この夏をしのげるのではないか。
福島第一原発事故の総括もされず、原子力規制庁も発足されず、原子力安全委員会も原子力安全・保安院もほとんど無能状態になっている。
こんな状態のときに、原発の再稼動を政治決断するのは民主主義の冒涜だと思う。
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