原発事故430
岩次郎小屋では、屋根に太陽光パネルを設置している。
先月の電気料は約1万円。
太陽光発電で得た電力を中部電力に売ったお金は5200円。
まだ電気の自給自足というわけにはいかない。
以前からぼくは、できるだけ省エネの生活を心がけてきた。
岩次郎小屋にはクーラーがない。
夏は屋根が熱くなるので、周囲に木を植えて、茂った枝葉で木陰をつくるようにしてきた。
カーテンは遮光カーテン。
昨年は窓辺にゴーヤを植えて、グリーンカーテンをしつらえた。
岩次郎小屋の周囲の木は大きく成長し、いい木陰をつくってくれる
人間の体感温度は、壁の温度に関係しているといわれている。
室温が高くてたとえば35度になっても、壁が20度ならば、体感温度は27~28度に落ち着く。
そこで、原村のカナディアンファームのハセヤンと相談して、この夏は屋根を冷やし、体感温度を下げようと考えている。
そのしくみは、太陽光パネルで得た電力でモーターを回し、ためた雨水を屋根に引き上げ、夏の日差しで熱せられた屋根に散水しようというものだ。
これに成功したら、来年は、同じようにモーターを使って、庭に打ち水をしようと思っている。
どちらも気化熱で、屋根や庭の温度を下げようという作戦だ。
冬場は、ペレットストーブで空気をあたため、大きな扇風機でゆっくりと空気を対流させている。
一階でペレットストーブを燃やすと、二階もあたたまるような仕掛けにした。
ペレットストーブではCO2を出すので、その代わりに木を植えることにした。
隣のオヤジさんの許可を得て、休耕田に木を植えさせてもらっているのだ。
できる範囲で、節電を試みながら、持続可能な社会をつくっていく必要がある。
そして、経済がうまくまわるように、電力の安定供給をはかりなから、穏やかで人間らしい生活ときれいな地球を次世代にバトンタッチすることを本気で考えなければならない時代が来ている。
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