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2012年6月 1日 (金)

鎌田劇場へようこそ!(109)

「キリマンジャロの雪」

ヘミングウェイの小説「キリマンジャロの雪」ではなく、1966年フランスで大ヒットしたパスカル・ダネルのシャンソンである。
この歌が映画のなかで随所に流れてくる。いい歌だ。

海と太陽のマルセイユで一人の初老の男が解雇される。
労働組合の委員長をしている男だ。
20人の同僚と一緒に、自分は解雇を避けることもできたのに、自らの身はきちんと処した。

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その男が友人のしゃれた計らいで、妻とのキリマンジャロの旅のチケットをもらう。
しかし強盗に入られ、チケットも、貯金も、すべて奪われる。
文豪ヴィクトル・ユーゴーの長編詩「哀れな人々」から着想したという。
それでも、恨まない、憎まない、許すということができるのだろうか。
たとえ貧しくても、やさしい心さえあれば世界はあたたかいことを証明している。
なんだかじーんとくるステキな映画。
6/9から岩波ホールでロードショー。

期待はずれはない。
ぜひ、見てほしい。

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