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2012年6月 2日 (土)

原発事故432

WHOは今回の事故で、30キロ圏に4ヶ月24時間屋外にいて、汚染食品を食べたという前提で、浪江村や飯舘村では10~50ミリシーベルトの全身被曝をした可能性があると推定値を出した。

一歳児の甲状腺の被曝にかんしては、SPEEDIでは、一歳児が24時間外にいたと仮定して、100ミリシーベルトを超える範囲を示し、浪江町では100~200ミリシーベルトと推定している。
これとくらべると、WHOの推定値は大きくかけ離れているとは思えない。
WHOの推計値は高めに出ている可能性はあるが、この数値も放っておかず、科学的に議論をしたほうがいい。

1205293__ 緑が濃くなった、岩次郎小屋の風景

一歳の子が24時間外にいる可能性はあまり考えられないので、実際にはこれより低い被曝量である可能性が高いとは思うが、飯舘村や浪江町の避難が遅れたことはやはり残念である。
せめて子どもだけでも、数ヶ月、放射能疎開をさせればよかったと悔やまれる。
50ミリシーベルトを超えた場合は、安定ヨウド剤を投与する基準にもなっている。

日本政府は事故を過小評価しようとし、WHOは健康被害の予防原則にのっとって最悪の視点で考えようとする。
きちんと科学的に議論するには、透明性を高めなければ何もはじまらない。

おきるはずがないという事故がおきた以上は、今後も事故がおきないとはいえない。
事故の総括がなされないまま、そして、十分な対策がとられないまま、再稼動にふみきるべきではない。

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