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2012年6月 5日 (火)

原発事故435

政府と東京電力は福島第一原発4号機の建屋内部や使用済み核燃料プールを5/26、事故後はじめて報道陣に公開した。
世界が4号機の使用済み核燃料プールを心配しているからだ。
「もう一度地震がおきて、このプールがひび割れて水が抜けると、チェルノブイリの10倍の放射線が放出され、東京も人が住めなくなる可能性が高い」とインターネット上ではいわれている。
この不安感をなんとか払拭したいと考えているようだ。

1205181__ ハワイの白い雲

水素爆発をおこした3号機の水素が、4号機の建屋に流れて水素爆発をおこした。
4号機の使用済みプールの水が少なくなりだしたところで、奇跡がおきた。
原子炉の上にある原子炉ウェルにたまっている水とDSピットという部分にたまっている水の仕切りが地震と爆発でずれて隙間ができ、1000トンの水がプールに流れ込んだ。
その結果、使用済み核燃料の崩壊をふせぐことができた。
たまたま震災前に工事をしていて、原子炉ウェルの水をぬいていなかったことが幸いしたのである。

原子力を推進してきた人たちはいつも「科学的にだいじょうぶだ」と議論をうちきってきたが、科学的に安全だったはずのものが、大地震で崩壊し、安全装置もはたらかず、偶然によって難をかろうじて逃れた。
この人たちの「科学的」ということばはとてもあやしい。

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