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2012年6月27日 (水)

「アハメドくん」の旅④~厚い壁

絵本「アハメドくんのいのちのリレー」を読んでくれた方からは、感動したという感想をよく聞く。
しかし、イスラエルとパレスチナにとって、感動以上に複雑な問題がある。

Dsc_0024 アラビア語、ヘブライ語、英語の3カ国語に翻訳された「アハメドくんのいのちのリレー」

イスラエル人にしてみれば、パレスチナ人が住む地域へとじわじわ広がる「分離壁」などに関しての記述は、おもしろくないだろう。
一方、ホロコーストで600~800万人のユダヤ人が殺されたということを認めたくないパレスチナ人もいる。
ある公衆衛生学のパレスチナ人の教授は、ホロコーストがあったことは認めるが、「憎しみは簡単には横におけない。憎しみつづけることが生きる証である」と言った。

憎しみの重さに愕然とした。

62年間続いてきた闘いが、簡単に終わるとは思えない。
しかし、それでも、平和に向けた一歩を踏み出すきっかけをつくりたい。

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