「アハメドくん」の旅21~壁と自由
エルサレムから出るときには、検問はそれほど厳しくなかった。
アンマンに入ると、自由な風が吹いているようでホッとする。
この旅で出会ったパレスチナ人たちは「イスラエルに占領されている」と強く訴えた。
彼らの生活に本当の自由がないのがよくわかった。
世界には、北朝鮮など自由のない国がいくつかあるが、パレスチナは自由もなく、過酷な現状にある。
だからこそ、なんとかしたい。
時間たてばたつほど、イスラエルは分離壁をつくり、入植地を広げていく。
アメーバのように、パレスチナの人の土地を奪っていく。
何とか、早く止めなければいけない。
イスラエルは、エジプトとの間やシリアとの国境沿いにも分離壁のようなものをつくりはじめていると聞いた。
まるで、自らを閉じ込める広大なゲットーをつくろうとしているように見える。
それは、彼らにとっても本当の自由ではないのではないか。
他民族の自由を認めないで、壁のなかに閉じこもろうとするのは正しい姿とは思えない。
ガザの詩人たちから言われたように、再びガザを訪ねたいと思う。
憎しみの大地、ヨルダン川西岸に平和がくるようにするにはどうしたらいいか、考え続けてみたいと思う。
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