今年の夏も信州で
長野県の阿部知事から手紙が届いた。
昨年、長野県は福島県など被災地の子どもを受け入れる「子どもリフレッシュ事業」を行った。
この事業を支援するため募金を呼びかけたことに対するお礼状だった。
昨年は長野県各地の17の団体に、東北各県から836人の子どもたちが信州の夏休みを楽しんだ。
川遊びやプール、花火大会、サッカー、普段とはちがい、心を開放して、草の上でごろごろしたり、水のなかではしゃいだ。
子どもたちから、たくさんのお礼の言葉があった。
「外で遊べないぼくたちのために、長野県のみなさんが準備してくれたキャンプは楽しい、最高の思い出になりました。とても楽しかったです。いろいろお世話をしてくれたみなさんありがとうございました」
「私ははじめて長野県に行きましたが、長野県が大好きになりました」
「食堂でおなかいっぱいおいしい食べ物を食べてうれしかったです。キャンプファイヤー、花火、プール、思う存分楽しみました」
今年も、長野県は「子どもリフレッシュ事業」を行うという。
JCFも、長野県各地のNGOや行政と協力しあって、お手伝いしようと思っている。
大震災や原発事故への関心を薄れさせず、夏休みや冬休みに子どもたちを受け入れる体制が全国にできるといいと思う。
チェルノブイリでは26年たった今でも保養を続けている。
高汚染地域では、はじめの10年は1回24日間の保養を年3回行ってきた。
日本でも1年でもうだいじょうぶと思わず、せめて10年単位で続けていきたい。
| 固定リンク