胸を打つ詩
南相馬に住む詩人の若松丈太郎さんを訪ねた。
「神隠しされた街」の詩を書いた人である。
もともとは国語の教師をしていた。
17年前に書いた「神隠しされた街」は強烈なインパクトで、たくさんの方から「心をゆさぶられた」というお便りをいただいている。
・・・・ついさっきまで人がいた気配はどこにもあるのに
日がもう暮れる
鬼の私はとほうに暮れる
友だちがみんな神隠しにあってしまって
私は広場にひとり立ちつくす
デパートもホテルも
文化会館も学校も
集合住宅も
崩れはじめている
すべてはほろびへと向かう
人びとのいのちと
人びとがつくった都市と
ほろびをきそいあう・・・・(「神隠しされた街」より一部抜粋)
その「神隠しされた街」に加藤登紀子さんが曲をつけた楽曲を収録するCD「ふくしま・うた語り」は売れ行き好調。
約4000枚を売り、もうすぐ増刷になりそう。
若松さんも、この曲には満足しているといってくれた。
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