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「ローマ法王の休日」
ローマ法王が死去し、バチカンでは法王選挙がおこなわれる。各国から集まった枢機卿たちは「どうか私が選ばれませんように」と祈る。その選挙で、よもや自分が選ばれるとは思ってもみなかった枢機卿が選ばれてしまう。
世界から集まった信者たちが、新法王の言葉を待ち望む。しかし、新法王はプレッシャーのために決意ができず、まちへ逃げだす。そこで、かつて若い自分が演劇をしていたことを思い出したり、人と人のつながりなど大切なものをみつけたりする。法王も一人の人間。かんたんなハッピーエンドで終わらないところが、なかなかおしゃれな映画である。
東宝シネマズシャンテなどで上映中。
鎌田實 2012年8月27日 (月) 08時00分 | 固定リンク Tweet