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2012年10月15日 (月)

原発事故516

福島県の原発事故後の健康管理調査で、毎回、事前に秘密会がおこなわれていることがわかった。
とんでもないことだ。
一例、子どもの甲状腺がんが発生している。
それに対して、がん発生と原発事故に因果関係はないという共通見解を出すための脚本をつくったのである。
こういうことをするから、言葉に信頼がなくなる。

リスクコミュニケーションとしてはもっともいけないパターンである。
県民とのコミュニケーションをよくし、自分たち専門家が発する言葉に重みを出すためには、まず正直であることと、透明性が大事だ。
閉じこもったところでなされた論理は、言葉の力を失っていく。

Img_2006

福島県はさらに、県民健康管理調査の検討委員会の議事録について、県民から公開請求を求められたが、当時、記録が残っていなかった3回分を急遽、作ったということが今頃になってわかった。
とんでもないことである。
データを改めるときには、その経過も報告すべきである。
震災後の混乱した状態で、議事録を3回分とれなかったので、メモをもとに議事録に近いものを公開しますという、きちんとした説明が必要である。

原発に関する情報公開は、あまりにもお粗末で、卑怯なことが多すぎる。
なぜ、公明正大にできないのか。
県民健康管理調査の検討委員会は、メンバーを変えて、あらためて出直したほうがいいと思う。

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お知らせ

今週の月曜日~金曜日、ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」に朝5:50~、6分ほど出演します。

http://www.1242.com/program/asa/

テーマは「がんばらない健康法」です。

ぜひ、お聴きください

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