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2012年10月30日 (火)

原発事故521

福島第一原発の事故をきっかけに、原発の新規着工を凍結していた中国が、原発建設再開を指示したという。
これから中国、インド、ロシア、アラブ諸国、東南アジアなどが、原発建設を広げようとしている。

Img_7385 紅葉がはじまった岩次郎小屋からの風景

どの国にとってもエネルギー問題は大切であるが、2つ注意すべきことがある。
1つは、核不拡散体制に大きな打撃を与えるということだ。
今以上に核保有国を増やさないように、ヨーロッパやアメリカ、日本で核不拡散体制をとってきたが、原発が世界中に広がることは、その体制をゆるがすことになる。
開発途上国が原発をもったとき、原発を狙うテロを防ぐことができるか疑問もある。
テロリストに原発が襲撃されれば、地球全体がとりかえしのつかない事態になる可能性がある。

もう1つは、放射性廃棄物の処理の問題だ。
これは、世界中どこでも解決されていない。
核廃棄物を10万年も安全にコントロールできるとは思えない。
原発がこれ以上広がっていくのは非常に不安である。

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