ちょっと大きな絵てがみ大賞
大きな絵てがみを頂いた。
差出人は、滋賀県 彦根絵手紙研究会の川村啓子さん。
第10回「筆の里ありがとうのちょっと大きな絵てがみ大賞」
一般奨励賞を受賞したという。
ありがとうのお手紙を、どうもありがとう。
※展示会の主催は・・・筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010 FAX:082-855-3011
http://www.fude.or.jp
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大きな絵てがみを頂いた。
差出人は、滋賀県 彦根絵手紙研究会の川村啓子さん。
第10回「筆の里ありがとうのちょっと大きな絵てがみ大賞」
一般奨励賞を受賞したという。
ありがとうのお手紙を、どうもありがとう。
※展示会の主催は・・・筆の里工房
〒731-4293 広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1
TEL:082-855-3010 FAX:082-855-3011
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母校・和田小学校が80周年ということで、記念講演をした。
地域に開かれていて、地域の人が小学校を見学したり、音楽会を聞いたり、ぼくの講演をきいたり。
副校長みずから、得意なヤキソバをつくり、地域の人にふるまっていた。
とても人気のある小学校と聞いた。
ぼくらの時代は子どもの数が多く、成績はあまりよくなかった。
今では成績もよくなり、地域の人たちとのつながりも密になっている。
ぼくがNHKの「ようこそ先輩」という番組で和田小学校を訪ねてから、小学校ではカマタ先輩を応援しようということで、エコキャップを集める運動がはじまった。
100万個を目標にして、250万個集まったようだ。
そのほか、バザーなどもして、JIM-NETを通して、東北の子どもを支援してくれている。
ありがたいことだ。
懐かしい人たちにも再会した。
昔、しょっちゅうご飯を食べさせてもらっていた竹屋さんは酒屋さんで、今はコンビになったが、そのご主人も来てくださった。
ぼくの同級生のしんちゃんの、90歳を超えたお母さんも来てくれた。
いろんなところから声がかかる。
下町のような雰囲気だ。
50年ぶりに満月というおそば屋にも行った。
畳屋の市川君が、同級生の女の子にも声をかけてくれ、8人集まった。
「カマタ君は、シャイだけど、ませていた」と言われ、たしかにそうだったかもしれないと思った。
ちょうどぼくたちは50年前にここを卒業した。
この小学校に育ててもらった。
感謝がこみあげてきた。
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ぼくの2冊の著書「へこたれない」「よくばらない」(ともにPHP研究所)から厳選した散文詩と、前田真三・前田晃の「丘」の写真が、期間限定コラボレート。
今という生きにくい時代を生きるすべての人に贈る、心が元気になる写真展。
鎌田實+前田真三・前田晃
「あなたとぼくと、一本の木の物語」
九州芸術の杜 前田真三・前田晃風景写真館にて、
2012年10月1日(月)~2013年3月31日(日)[予定]
http://www.e-kyushu-geijutsu.com/
前田真三・前田晃カレンダー2013「大地からの贈りもの」
もおすすめです。定価1,260円(税込)好評発売中。
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12月1日(土)15:00~、諏訪中央病院でホスピタル・コンサートが開かれる。
歌唱・はらふさこさん 伴奏・篠原佳代さんによる
「こころの歌コンサート」
「たき火」「冬の星座」「ペチカ」などの童謡歌唱メドレー
「見上げてごらん夜の星を」「星に願いを」
「アメージンググレイス」など
会場は諏訪中央病院ロビー
ぜひ、聴きにいらしてください。
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福島県がおこなっている甲状腺検査は、検査を受けて1、2ヶ月後に結果のみが郵送される。
「のう胞・結節が認められる A2」などと記され、二次検査の必要はない、という木で鼻花くくったような返事がかえってくる。
ちなみに、A2判定とは5ミリ以下の結節のこと。二次検査を必要とする場合はB判定とされる。
福島県のお母さんたちの多くは、このこの通知がどんな意味かわからず、不安になっている。
健診を受けて、かえって不安になるような健診は、健診の意味が半減してしまう。
諏訪中央病院の甲状腺の専門医、三村芳和医師は、検査の結果について、わかりやすく説明している。JCFのニュースレター「グランドゼロ」は、その三村医師に、甲状腺のはたらきや甲状腺にはどんな病気があるかといったことからはじまり、検査の意味、すすめ方などをインタビューしている。
甲状腺の検査では、エコーの解像度がよくなったので、エコー検査でだいたい判断がつくそうだ。
だが、検査の結果、医師の判断で血液検査をすることもあるという。
また、がんが疑われるときには、細胞診をおこなう。
のう胞や結節(しこり)があったときには、まず問題がないので2、3年後に検査を受けましょうという人もいれば、念のため半年後にフォローしましょうという人もいる。
◇
JCFでは、福島の子どもやされに准ずる子どもたちの命を守るために、甲状腺検査の費用を全額負担している。
対象は、18歳以下だ。
これまで、信州大学で受けることができたが、新たに諏訪中央病院の甲状腺の専門外来でも検査を受けられるようになった。
この取り組みは、11月2日付の読売新聞でも紹介された。
そのとき、取材に協力してくたれのは、千葉県流山市から来たお母さんと娘さん。
流山市は除染費用を国が負担する除染状況重点調査地域に指定されている。
二人は、昨年10月松本に引っ越してきた。
松本を選んだのは、学校給食の食材に、放射性物質の規制が厳しくもうけられていることが一つの理由だという。
松本市の給食に対する取り組みは、信州大学大学院の物理学の院生らによるJCF-Teamめとばが学校給食の食材を前日、測定し、少しでも放射線が出たものは使わないということを徹底している。
18歳以下の、福島の方、福島から避難されている方、あるいは北関東の方で、甲状腺検査を受けたい方は、JCFにご相談ください。
松本の信州大学か、茅野の諏訪中央病院か、通いやすさで選んでいただいてかまわないと思う。
ただし、希望者が多く、来年1月下旬まで予約がいっぱいである。
検査の予約は、JCFを通しておこなっている。
電話は0263-46-4218
また、JCFの福島の子どもを支える活動は、CDや寒天ゼリーの収益がもとになっている。
こちらのHPhttp://jcf.ne.jp/をご覧いただき、ぜひ、ご協力ください。
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日本テレビのまん前にあるラーメン屋は、一月に一度は食べたくなる。
野菜の量が4段階で、無料で注文できる。
これは二段階目に多めの野菜がのっている。
背油がのって、にんにくが効いている。
560円と、安くておいしい。
低糖質ダイエットをしているので、本当はラーメンはよくないのだが、ぼくは「いい加減」にやっているので、めんは半分だけ食べて、野菜をたくさんとるようにしながら、食べたいときに食べている。
南相馬にいくと、必ず双葉食堂のラーメンを食べに行く。
このラーメンも、めちゃくちゃおいしい。
しかし、この週は北九州空港でとんこつラーメンを食べたので、週に3回食べたことになる。
「いい加減」なぼくも、さすがにこれはよくないと思った。
低糖質ダイエットとしては、失格。
後悔はしないが、しばらくラーメンは食べないようにして、軌道修正をしたい。
ちょっとまずいなと思ったら、できるだけ早く軌道修正をするのも、「がんばらないダイエット」の鉄則だ。
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先々週、福島を訪ねた。
そのときの様子を写真でご紹介しよう。
南相馬の20キロゾーンの縁のところに、今野畜産というお肉屋さんがある。
そこで売っているメンチカツが、クセになりそうなくらい、うまかった。
20キロゾーンの中に入ると、今は使われていない小高駅がある。
そこには、1年8ヶ月放置されている自転車があった。
放射能を怖れて、だれも運ぶことができなかったのだ。
さびしい光景だ。
菓詩工房わたなべというお菓子屋さんの前には「がんばっぺ小高 必ず小高で復活します」とメッセージが書かれている。
プレハブの中学校で授業をした後、子どもたちが手を振って、さよならを言ってくれた。
絆診療所の遠藤先生の往診につきあった。
息子さんと2人で暮らしているおじいちゃんは、昼間は一人になる。
重度の難聴があるため、ほかの人となかなかコミュニケーションがとれない。
孤立化しないように、遠藤先生や看護師さんがときどき顔を見に訪ねている。
いい地域医療が展開されている。
絆診療所にあるぼくの似顔絵の旗を持って、小高(おだか)中学へ。
子どもたちが、大笑いしてよろこんでくれた。
大王製紙エリエールレディースオープンが、福島の五浦庭園カントリークラブで開かれた。
今までは四国でおこなわれていたが、日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長がいわき市出身ということもあって、福島でのトーナメント開催が実現した。
大きな大会の地元開催に、福島の人たちはとてもよろこんだ。
福島の人は無料ということで、たくさんの人たちが女子プロの熾烈な戦いを見に集まった。
前夜祭では、坂本九ちゃんの娘さんの大島花子さんが「見上げてごらん夜の星を」を歌った。
震災時、九ちゃんの歌はよく歌われた。
花子さんの歌にあわせて、小さく口ずさむ人もたくさんいた。
みんなのやさしさで、福島がちょっとずつ明るくなっていくといいと思う。
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12月1日、第五回福島百年未来塾に鎌田がボランティアで講演する。
テーマは、「困難な時代をどう生きるか、命・食・放射能・絆を考える」。
日時 2012年12月1日 17時30分~19時(17時開場)
場所 福島県男女共生センター(二本松市郭内1-196-1/電話024-922-5544)
参加費 無料
講演の後は、福島で農業をしている方たちとの懇親会にも出る予定だ(懇親会の参加費は500円)。
JIM-NETでは、二本松の農家を応援してきたが、今回、鎌田も駆けつけることになった。
当日参加も可能ですが、できるだけ事前にお申し込みください。
お申し込み、詳細はこちら↓
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日本脳炎ワクチンの接種後、7月と10月に9歳と10歳の子どもが亡くなった。
専門委員会は、今のところ、ワクチンとの因果関係はないと判断している。
ワクチン接種は中止しないということである。
だが、10月に子どもを亡くした両親は、ワクチンが原因でなかったとしても、接種後に亡くなったのは事実、予防接種の危険性をもっと伝えて欲しいと言っている。
その通りだと思う。
7月に子どもが亡くなったとき、この情報をオープンにしておくべきであった。
こういうマイナスの情報も、親が子どもにワクチンを受けさせるかどうか、一つの判断材料になる。
親は、そういうことが起こり得ることを知り、同時に、ワクチン接種のメリットも理解して、ワクチンを受けるかどうか判断すればいい。
10月に死亡例が出てから、7月にもあったことがわかったというのは、とても透明性が高いとはいえない。
JR茅野駅の前にある市民館と図書館。モダンな建物に紅葉が映える
情報を知ったうえで、ワクチンを受けようと判断する人がいても、1、2例でも死亡例がでているから受けたくないと考える人がいてもいい。
受けるか受けないか、それぞれが判断するには、情報の透明性が不可欠である。。
ぼくは予防接種に対してかなり厳しい視点をもっている医師であるつもりだが、危険だとか、意味がないとは考えない。
日本脳炎にかかって機能障害を起した子どもたちもたくさん診ているからである。
2010年の1年間では、三種混合で8人、インフルエンザワクチンで2人、BCGで1人が死亡している。
そのことを知ったうえで、ぼくは自分でも、インフルエンザの予防接種をする。
妻や子ども、友人にもインフルエンザワクチンをすすめている。
まずは情報の透明性を高めることが大事だ。
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ガザでは多くの犠牲者が出ている。
イスラエル軍は地上戦を準備しているとウワサされたが、ガザ停戦がなんとか成立し、最悪の事態は回避されたようだ。
しかし、停戦発効の直前にも、イスラエルの主要都市テルアビブでバスが爆破され、負傷者が出た。
イスラエルは、これをテロと断定した。
報復合戦が続いている。
イスラエルはチャンスさえあれば、地上戦に持ち込み、ハマスを徹底的に崩壊させようと考えているだろう。
さらにその先には、イランへの空爆も考えていると思う。
写真は、今年6月、ガザ地区に入ったときのものだ。
貧しいけれど、穏やかで静かな生活の風景があった。
このガザは今、どうなっているのか。
なんとしても戦争は回避しないといけない。
ガザの病院のパレスチナ人医師たちと。
左端は、この病院を運営しているUNRWAの医療班の責任者ドクター・清田。
今、この病院に、たくさんのけが人が運び込まれているのだろうか。
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「追憶のひとびと 同時代を生きた友とわたし」(色川大吉著、街から舎、1680円)
司馬遼太郎、江藤淳、三島由紀夫、藤沢周平、小田実、吉本隆明など、そうそうたる50人との交流を描いた。
著者は、シャイで、かっこいい87歳。
山梨県と長野県の境で生活している。
強圧的な雰囲気がまったくない。
なんとも不思議で、やわらかな雰囲気を持っている。
たぶん、みんなこの人のファンになるのだろう。
ぼくも、外来でお付き合いをさせてもらっているが、ほんのちょっと話しただけで、この人のおしゃれな生き方がよくわかる。
スキーも大好きで、一シーズンで80日前後は滑るという。
その人がそうそうたる人々とのおつきあいを書いた。
なかなかしゃれた本である。
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オキシトシンという幸せホルモンのことを調べている。
オキシトシンスプレーを使うと、広汎性発達障害の子が相手の表情や考えを少し理解できるようになるという研究がある。
発達障害の発生率にはいろいろな説があり、5%とも、8%ともいわれ、10%という人もいる。
発達障害にはいろいろなタイプがあるが、彼らが抱える「生きにくさ」を周囲から理解されないために苦しんでいるケースが多い。
2011年には発達障害者支援センターに相談にきた件数は、2万1242人という。
知的な遅れがある人もいるが、知的障害がない高機能の人はかえって、周囲から障害がわかりにくい。
ずば抜けた記憶力を持っていたり、創造的な仕事ができるのに、人づきあいがうまくできず、職場でも困った人と扱われていることが多い。
八ヶ岳の裾野に朝日が昇る。「きれだなあ」と感動すると、幸せホルモンのセロトニンが分泌される
アスペルガー症候群の人でも精神障害者手帳を取得して、障害者雇用枠で仕事に就くことができる。
だが、障害者雇用枠で雇用されると、一定の配慮はされるが、昇進や給与、待遇に差がついてしまうことがある。
障害者手帳があるなしにかかわらず、周囲が理解し、本人も自分の能力を発揮しながら、社会のなかでうまく生きられるようになればいいと思う。
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師走を前に、すでに走りまわっている。
23日の祭日、朝、東京から飛行機で香川県に行き、講演をする。
旧・陶村(すえむら)という山のなかにある病院で、である。
その後、高速道路で運んでもらい、徳島県立病院主催の講演。
元JIM-NETの川添看護師と合流し、いっしょに講演する。
徳島県立病院は、川添看護師がかつて働いていたところだ。
川添看護師は、イラクに1年間、支援に入ってくれたり、石巻で先頭に立って在宅ケアをおこなってきた。
たくさんの救援に入った人たちが、川添さんを通して活動することができた。
地元の専門家も川添さんに一目置いている。
今年の4月からはJIM-NETをやめて、住民票を石巻に移し、在宅ケアの仕事をするようになった。
自分の人生を変えて、ていねいに仕事をしつづけている。
ぼくは、川添さんへの感謝の気持ちで、この講演を引き受けた。
24日は、午後1時から母校・和田小学校で講演をする。
写真は、2007年にNHKの「ようこそ先輩」という番組に出たときのものだ。
講演会の後は、午後3時から、新宿南口にあるカタログハウス本社でおこなわれる「チョコ募金2013お披露目会」に出る。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-4e2a.html
毎年、このチョコ募金を楽しみにしていてくれる方も多い。
鎌田の命の講演もある。
ぜひ、お越しください。
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至誠学舎立川、至誠学舎東京が100周年を迎え、先日、その記念講演をした。
今から100年前、親から捨てられた2人の子どもを預かり、職業着訓練をして社会に出すことを開始。
少年保護事業を広げ、児童養護施設を開設しながら、軽費老人ホーム、特別養護老人ホーム、保育園・・・と次々に展開する。
スタッフは2000人弱。
すごい施設になった。
創設者は稲永久一郎という方で、お菓子屋さんだったという。
子どもたちに職業訓練をしながら、社会に送り出し、今も子どもを虐待などから守り続けている。
3代にわたる事業である。
1代目も2代目もすべての財産を財団に寄付した。
なかなかできそうでできないことだ。
すごい日本人がいるなと思った。
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イスラエル軍によるガザの空爆が続いている。
今年夏、ぼくがガザに入ったときも数日前に空爆で13人が死亡した。
イスラエル軍の予備兵士1万6000人に召集命令が出たという。
空爆だけでなく、ガザへの地上戦をおこなう可能性も出てきた。
エジプトの新しい首相カンディールがガザに入った。
カンディール首相はイスラム組織ムスリム同胞団と結びつきが強い。
ガザを実効支配しているハマスも、同じムスリム同胞団。
今まではエジプトはどちらかというとイスラエル側に近い行動をとっていたが、新しい政権はガザを実効支配しているハマスとつながっていることが明確になってきた。
イスラエルが少し大人になって、パレスチナ人が住んでいる地域への侵略をおさえれば、パレスチナ側は今なら平和を受け入れると思う。
イスラエル側が少し大人になるといいと思う。
この地域を平和にしなければ、世界全体の火薬庫になりかねない。
心配である。
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愛知県の豊田青年会議所が南相馬みんな共和国という、子どもたちの外遊びをサポートしているお母さんたちのボランティア団体に、62万5189円のご寄付をしてくださることが決まった。
お母さんたちは子どもたちを安全に遊ばせられるようにいろいろな努力をしているが、こういう応援はとてもありがたい。
アルソア化粧品の、アルソアねむの樹トラストの40周年のお祝いで、集まった4000人の皆さまから、福島の子どもたちを助けるためにご寄付が集められた。
その一部の75万円を、JIM-NETを通し、福島の子どもたちを支援してほしいといただいた。
アルシア化粧品は、「日曜はがんばらない」のスポンサーでもある。
ぼくも毎朝、ひげそりのときに、アルソアのせっけんをシャボン代わりにして使っている。
泡が細かくて、使い心地がいい。
アルソアの酵素も飲んでいるが、ぼくが元気でいられるのもそのおかげかもしれない。
福島の子どもたちへの支援、深く感謝いたします。
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11月24日、命の講演会&2013チョコ募金お披露目会がある。
鎌田が命の講演をする。
いつもチョコ募金を応援してくれている篠田久男さんも登場。
この方は、悪性リンパ腫ステージⅣであったが、いま病気が完全に消えている。
生きるヒントをまじえた、ちょっとあたたかい講演になると思う。
2013年のチョコ募金のデザイン・コンセプト発表、現地報告なども予定している。
ぜひ、会場にお越しください。
◆日時:2012年11月24日(土) 開場14:30/開演15:00
◆参加費:500円(チョコ募金1口分として)
◆会場:カタログハウス本社 B2階セミナーホール
新宿南口より徒歩10分。渋谷区代々木2丁目2-12-2
http://www.cadu-jp.org/notice/catalog_house_map.htm
◆定員:100名(先着順)
◆申込・問い合わせ
氏名・住所・電話番号・参加人数を明記し、お申し込みください。
JIM-NET事務局
e-mail :info-jim@jim-net.net
TEL/FAX:03-6228-0746
郵送:〒171-0033東京都豊島区高田3-10-24-303
◆トーク
*哲学のあるチョコレート:代表 鎌田實
*チョコ募金2013コンセプト・デザイン紹介:事務局長 佐藤真紀
*イラク医療支援報告:医師(理事)井下俊
*福島支援報告:福島スタッフ 小松真理子
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俳優の野際陽子さんと雑誌の対談をした。
ぼくより一まわり上のお姉さん。
スキーが好きだという。
今でも少しずつうまくなっている感覚しているというから、たいしたものだ。
正月には奥志賀近辺で過ごすことが多いという。
奥志賀ホテルに向かって下っていく斜面はかなり急斜面。
朝、ラッセルをしてもらって、その斜面を滑るのが大好きだと目を輝かせた。
ギャップができてしまうとちょっとしんどいけれど、斜面がきれいにされていれば、かなりの急斜面を滑れるようだ。
本当は、野際さんは蓼科で対談したかったという。
ぼくの本も3冊ほど読んでくれていて、諏訪中央病院も見たかったそうだ。
黒柳徹子さんと仲がよく、いろんな話を聞いていたという。
「徹子さんも、鎌田先生も、人のために一生懸命やっているところがとてもすばらしい」と言われた。
今年はいっしょに滑りましょう、という約束をした。
蓼科に来るというので、富士見高原パノラマスキー場の3キロの斜面をご案内しようかと思っている。
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京都東山も紅葉がすすんでいる。
綾部市で講演をした後、高台寺の夜景を見にいった。
ライトアップされた紅葉が池に映り、幻想的な美しい光景だった。
京都での夕飯は、なぜかラーメン。
京ネギなど、京野菜がたっぷりかかっている。
仕事を抱え、とにかく早く食べられるラーメンにした。
めんは半分残し、野菜をたくさん食べた。
餃子もひとつ頼んだ。
上にネギが山盛りかかり、その上にたれがかかっている。
野菜と餃子が一体化しているふしぎな餃子たった。
できるだけ炭水化物を少なくして、太らないように注意しているが、ラーメンやどんぶりものが好きなので、旅に出ている間は注意が必要だ。
ヘルペスになったので、人間ドックを受けた。
コレステロール値など、血液のデータは全部正常だった。
実の父が糖尿病だったが、糖尿病もなし。
胃や大腸の検査も受けるつもりだが、今のところ心配な所見はなし、ということで安心している。
神経痛もずいぶん楽になった。
帽子が触れるとその刺激で痛みがあったが、その痛みも和やらぎ、帽子がかぶれるようになってきた。
もう少しで完治かもしれない。
神経痛が残らなければいいなと思っているが、これも運みたいなものでしかたない。
気にしないことにしている。
京都では、必ずイノダのコーヒーを飲む。
20年近く、そうしている。
だが、なんとこの日、本店に行っても、三条河原町のお店に行っても、行列ができていて入れない。
もともと人気のあるコーヒー店だが、こんな光景ははじめて見た。
しかたなく駅ビルのイノダのコーヒー店を訪ねた。
ここのコーヒーの特徴は、初めからミルクが入っていて、そのバランスがとてもいい。
鍵善のくずきりも食べた。
子どもみたいだが、ぼくはこのくずきりが好き。
白蜜と黒蜜があるが、圧倒的に黒蜜のほうがおいしい。
京都でラーメンを食べて帰ってくる変なぼくだが、くずりきとイノダのコーヒーで京都を味わい、次の仕事場に向かった。
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京都府の綾部市に講演に行ってきた。
この町では、かつて大型台風がきたとき、川が氾濫し、川のそばにあった被差別集落の人たちが犠牲になるという出来事があった。
人権問題について、学習しようという意識が強い。
同和問題を真正面にとらえて、学習会をしている。
年五回の学集会には、250人くらいの人が集まるという。
被差別集落にかぎらず、市民がまんべんなく集まっている。
こうした活動を、50年以上続けている。
今までも人権研究集会に呼ばれて講演してきた。
年2、3回はある。
人権を多面的にとらえていいが、必ず同和問題にもふれてほしいと主催者から言われた。
えらいなと思った。
ぼくは、地球上に38億年前、命がはじまったところから話し始め、差別がどんなにいわれのないものか、できるだけ科学的に話をした。
700人ほどのホールはいっぱいで、たくさんの拍手をいただいた。
人権についての意識が高いと感じた。
逃げないで、真正面から捉えていくことはとても大事なことだ。
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11月19日から23日まで、午前5:50~の「ラジオ人間ドック」(ニッポン放送)に鎌田が出演。
インフルエンザの予防接種を受けるか、笑いの科学的な効用、今はやっている健康法についての鎌田の意見などを語る。
「ラジオ人間ドック」は、「高嶋ひでたけのあさラジ!」(5:00~)の一つのコーナー。
ちょっと早起きして、健康生活を見直してみませんか。
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ぼくは毎日新聞、朝日新聞、信濃毎日新聞を毎日読んでいる。
朝日新聞の「プロメテウスの罠」という連載はハズレのときもあるが、時々、なかなかのテーマで、なかなかの取材をしているシリーズがある。
「残された人々」というシリーズもその一つだ。
原発事故の後、南相馬で700人近い障害者や弱者たちを個人情報保護法にしばられながら、どう守ろうとしたか。
重い障害があればあるほど、体育館での避難生活は無理だし、自閉症の子どもたちは集団生活はできないと考えて、それぞれ自分の家に孤立しながら住み続けていた。
ぼく自身も、寝たきりのおばあちゃんのことを考えて、逃げるのをやめ、南相馬の20キロ付近でいっしょにくらしていた息子さん夫婦を知っている。
おばあちゃんが受けていた在宅ケアサービスなどは一時、完全に途絶えた。
宮城県でも同じような経験をする人たちに会った。
福島とちがって、宮城県や岩手県にはDMATという災害派遣医療チームの医師や看護師が多くはせ参じていた。
「医療は行き届いている」と言われたが、ぼくたちが見た現実はそうではなかった。
がんの末期の人や脳卒中のお年より、障害をかかえた人たちが声を出さず、自宅でじっと救援を待っていた。
生きるか、死ぬかという命を助けるゴールデンタイムは48時間、長く見積もって72時間といわれている。
しかし、72時間ですべてが決するのではなく、その後、人間が災害地で生きていくという中長期的な視点がどうしても必要である。
災害時においての弱い人をどう助けるか、ネットワークを普段からつくっておき、いざ災害がおきたときにはきちんと作動するようにしておくべきである。
個人情報保護法なども、もうちょっと柔軟な対応がほしい。
場合によっては、法律の改正も必要かもしれない。
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世界のコバケンこと小林研一郎さんが「日曜はがんばらない」のゲストとして出演してくれた。
とにかく、かっこいい。
話がすごい。
一流の音楽家たちを指揮者で束ねる彼は、人をひきつける力が並大抵ではない。
ベートーベンの第九を聞きながら、彼の感性をいくつかの単語で語るのだが、それがすごい。
コバケンはいわき市の人だ。
今週、五浦庭園カントリークラブで女子プロのトーナメントがあり、その前夜祭にぼくが出るという話をしたら、「福島を、いわきを、応援してくれてありがとう」と言われた。
コバケンいわく、このゴルフ場はものすごくむずかしいコース、らしい。
ぼくはゴルフはもう12年やってないので、あまり詳しくないが、とにかくコバケンに脱帽した。
「日曜はがんばらない」(文化放送、午前10時~)をお聞きください。
こちらからも聞けます↓
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村上信夫、鎌田實のコンビが帰ってきた!
12/9、桑名であの「いのちの対話」が1日だけ復活する。
日時 2012年12月9日(日)
12:30開場
13:30開演
15:30終了予定
会場:三重県桑名市民会館大ホール(JR桑名駅より徒歩8分)
入場料 1,000円(収益金はいのちの授業運営費などに充てます)
チケット取扱所:
桑名市民会館(tel0594-22-8511)
桑名市大山田コミュニティプラザ(tel0594-32-1820)
※電話での予約(当日、現金引換え)が可能です。
出演:鎌田實×村上信夫
主催:エフ・フィールド(日野原重明「いのちの授業普及活動」)
http://www.ffield.jp/
問い合わせ:エフ・フィールド
Tel・Fax 0594-32-1326
e-mail lucky@coda.ocn.ne.jp
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27日から、イラクのドクターと看護師、病院の事務長が日本に研修にやってくる。
信州大学が受け入れを許可してくれた。
イラクの白血病や小児がんの子どもたちを救うには感染症対策が必要だということで、JIM-NETではここ2年ほど取り組んできたが、意識の厚い壁にはばまれ、病院全体の意識改革にはまだかかりそうだ。
感染症対策の大切さを現場で学んでもらおうということになり、3人が研修に来ることになった。
この研修にはJICAも注目してくれているようで、成果があれば、今後、イラクのスタッフを毎年研修に来れるよう応援してくれる可能性がある。
できるだけいい成果を出したいと思う。
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11日におこなわれた介護の日セミナーは、介護について多角的に学ぶことができた。
ぼくたちの仲間の看護師がパッチ方式のおむつと、パンツ方式のおむつの違いを話した。
おむつをしていると、尿を吸収したおむつが股のところでかさばり、転倒骨折の原因になる場合があるが、パンツ式のおむつではそれが少ないということがわかったという。
介護用具を上手に使い、寝たきりを予防する方法や、障害があっても外出しやすくするの工夫が示された。
認知症の専門家である玉井先生からは、こんなエピソードが語られた。
あるお寺の住職さんが認知症になったが、お弟子さんたちによると、認知症になってからのほうが本質的に大事な話をするようになったというのだ。
「認知症だから」という先入観にとらわれるのではなく、その人の言葉に耳を傾け、受け止めると、その人の人間観や、人間の大事なことを語っていることがある。
認知症は薬がよく効くので、軽いうちから薬を使いながら、地域のネットワークのなかでおしゃべりしたり、活動を続けられるような居場所をつくることで、認知症の進行は防ぐことができる、という話があった。
厚生労働省の村木厚子さんは、いま社会・援護局の局長をしている。
ぼくが評価委員をしている「よりそいホットライン」をやっている部署である。
今年は、15年ぶりに自殺者が3万人を下回りそうだという。
冤罪で留置所に入れられていたとき、鎌田の本を読んでずいぶん救われたといわれた。
村木さんとは、ライフ・ケアバランスについて話した。
20~30代は子育て、40~50代は親の介護が肩にのしかかっている。
どちらの世代も、子育てや介護の休暇をとれるように、お互いさまという時代がくるといいと思った。
日本が子どもを大事にすることで、少子化を防ぐことが大事だし、避けることができない高齢化は、みんなの知恵でお年よりを大事にする気風を築いていくことが大事だという話をした。
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毎年、中越沖地震で被災した新潟の方たちが諏訪中央病院にお米を届けてくれる。
今年も、病院祭の日に、もってきてくれた。
震災のとき、全国から応援してもらったことを忘れないためにつくっているお礼のお米だ。
このお米がとてもおいしい。
玄米のまま届けてくれるので、食べる直前に精米し、患者さんたちにメッセージを添えてお出しした。
助けたり、助けられたり、つながっていることが大事なのだ。
諏訪中央病院の食事。お米は中越沖地震で被災した新潟の方からいただいた
昨日12日、ぼくも特別にこのお米の食事を検食。
新潟の方たちに感謝しながら、いただいた。
病院長をしていたときは、週に一度、検食していた。
食事はただ栄養をとるだけのものではなくて、おいしくて、体によくて、幸せホルモンのセロトニンが出るようなものが大事。
そういう食事になっているか、栄養士さんとディスカッションしてきた。
久しぶりに検食したが、やっぱり諏訪中央病院の食事はおいしいなあ。
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長野県伊那市高遠にある焼きたてのパン屋さん「野良屋」。
毎年かわいいカレンダーを作って、売り上げの5%を「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付してくれている。
昨年は、東日本大震災を受け、JIM-NETの「被災地救援募金」にも5%の寄付をしていただいた。
今年もかわいいトラジとヒメのカレンダー「普通がかわいい、普通に便利、普通の幸せカレンダー」が完成です。ご注文はこちらからどうぞ。
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岩手県の宮古第一中学校の生徒から手紙をもらった。
「アハメドくんのいのちのリレー」の感想文が入っていた。
ぼくは返事を書いた。
それに対して、またはがきが来た。
「この本を読んで学ぶことがたくさんあり、すばらしい本に出会えたことに感謝しています。
鎌田實さんに直接に会って話を聞いてみたいので、時間があれば、宮古第一中学校におこしください」
ラブレターである。
宮古市は大震災で大きな被害をうけた。
一人の男子生徒は骨の病気で何度も手術をくりかえしている。
「アハメドくんのいのちのリレー」が心の支えになっているという。
中学生が、なぜ生きなきゃいけないのか、などと根源的な自問をしている。
いろんなことによく耐えて、しかも、哲学的な問題を解こうとしている。
何とか時間をつくって、行ってみたいと思った。
だが、スケジュールが12月までいっぱい。
来年1月は、ホモ・サピエンスが生まれたアフリカに行く予定だ。
なかなか時間がないが、なんとかしたい。
毎年、「教科書にない一回だけの命の授業」をおこなっているが、来年度は宮古第一中学にするという手もあるが、もっと早く行ってあげたい。
体が三つくらいあるといいのになあといつも思っている。
◇
今日13日は、福島の南相馬市の小高(おだか)中学1年生に命の授業をする。
夜は、南相馬市立総合病院の坪倉先生と二人で、南相馬の小、中、高校のPTAの方々に子どもたちの命を守るにはどうすべきか話をし、質問にこたえてこようと思う。
14日はいわき市で講演。
その夜はエリエールレディースカップ ゴルフの女子プロトーナメント最終戦の前夜祭に、坂本九ちゃんの娘さんと出演し、スピーチをしてくる。
毎年、四国でやっていたが、今回はじめて福島で開催することは、とてもいい。
大会開催にあたり、福島のゴルフ場では放射線量を何度も測り、女子プロの選手会とも話し合いを重ねた。
トーナメントをおこなうことは、福島を元気づけることになると思う。
今週は、宮城、岩手、青森と東北をずっとまわってくる。
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野田さんは「決める政治」と言い続けているが、大事なことは何も決めていない。
消費税をあげただけだ。
この国の社会保障の体系をきちんとつくり、国民に安心を与える。
そのためにしかたなく消費税をあげることに賛成したのに、社会保障の議論がまったく進んでいないのは、公約違反だ。
高速増殖炉もんじゅはまったく動いていないのに、すでに1兆円もつぎ込まれている。
野田さんの決めることができる時間はわずか。
もっと日本の将来に向かって、整理すべきは整理したほうがいいのではないか。
日本の教育やエネルギー政策など、きちんと議論し、国民のコンセンサスを得るべきである。
2030年代に原発ゼロを目標にしているならば、もっと具体的に脱原発の制度をつくり、原発のあるまちには原発を止めるための研究をすることに交付税を出すなど、具体的な発想が必要だと思う。
政治は夢を示すと同時に、具体的な提案が必要である。
野田さん、しっかりしてほしいなあ。
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スウェーデンの学校のアクネ先生という方から、絵本『雪とパイナップル』を授業で読んだ子どもたちの感想が送られてきた。
中学1年生イシイ・グスタフ君の手紙
「鎌田先生へ こんにちは。
先生、はじめまして。ぼくの名前はグスタフです。スウェーデンに住んでいます。
やよいさんは、そんなに寒いのにパイナップルを一生懸命探すのがすごいです。
今は福島第一原発事故が起こり、日本の子どもたちも危険にさらされています。
どうか先生の力で、子どもたちを一人でも多く助けてあげてください。
一人の子どもの涙は、人類すべての悲しみより重い。
この言葉を忘れず、ぼくはがんばって大人になりたいです」
うれしくなるような手紙だ。
ストックホルムには日本人の補習学校があり、日本語がたどたどしい子の学びの場となっているらしい。
ハヤカワ君からの手紙
「ぼくは中学一年生。国語の教科書で『雪とパイナップル』を読んだとき、エッセイとは思えないくらい感動しました。
鎌田先生がアンドレイ君の命を救えず、アンドレイ君の家族が怒っているか心配で行ったのに、逆にお礼を言われて、うれしかったですか。
去年、福島でチェルノブイリと似たことが起きましたが、そのときどう感じたのですか。
悲しかったのですか。
鎌田先生はほかにもいろいろな被災地へ行っていると聞きましたが、それは人間に希望を与え、人を大切にしているからなんですか。
ぼくはまだ12歳ですが、大きくなったら先生ややよいさんのように人に希望を与えられる人になりたいです」
『雪とパイナップル』は、ヨルダンの日本人補習学校でも読まれ、日本人会でぼくが講演することになったとき、子どもたちもいっぱい来てくれたことがある。
みんながだれかのためにと思うようになれば、世界は必ず住みやすく、あたたかくなると信じて、これからもやってこうと思う。
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2012年12月9日 鎌田實 いのちの対話
12:30開場
13:30開演
15:30終了予定
会場:三重県桑名市民会館大ホール
入場料1,000円(収益金はいのちの授業運営費などに充てます)
出演:鎌田實×村上信夫
主催:エフフィールド(日野原重明「いのちの授業普及活動」)
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「菊池先生の『ことばシャワー』の奇跡」(菊池省三、関原美和子著、講談社、1260円)
いじめ、学級崩壊など、荒れた教室を次々と立て直すカリスマ教師の菊池先生が、6年生のクラスを受け持ち、立て直していく。
感動的な本である。
クラスの一人の女の子が卒業するとき、こんな文を書いている。
「今、私は幸せな教室にいる
教室では、一人が悪い色の空気をつくり出すと、それが大きくなり、全体に広がる
以前は、黒一色が教室を支配していた
今は、オレンジ色でいっぱいだ
それも、一人ひとりが違う輝きを出している」
クラスが崩壊し、グループ化する。
そのなかで自分の居場所をつくるために、人の顔色をうかがい、空気を読み、自分の個性を殺していく。
それが暗いクラスの原因だった。
しかし、コミュニケーションの大切さを理解した子どもたちは、変わっていく。
隣の人の意見をきちんと聞くことや、自分との違いを明確にしながら、一方的な批判にならないようにする。
その過程で、子どもたちそれぞれが自分にあった成長をとげていった。
生きる力、生活する力を身につけていった。
この本を読んで感じたのは、コミュニケーションの大切さだ。
ぼくも子ども時代、東京の和田小学校、和田中学校で、「熟議」という手法を教わったように思う。
この手法でつちかったコミュニケーション能力は、今まで、ぼくが生き抜いてきた武器になっていると思う。
とてもわかりやすいいい本である。
子どもだけでなく、大人も生きていくうえでとても役に立つように出来上がっている。
毎週、日曜、文化放送で「日曜はがんばらない」という番組を放送しているが、ぜひ、菊池先生に昼休みなどに電話出演してくれたらいいなと思った。
今のところは、ぼくだけの思いつきだが、うまくすると実現するかもしれない。
「日曜はがんばらない」を注目していてください。
◇
ちなみに、明日11日の「日曜はがんばらない」は、旅のお話をする。
カサプランカに行ったときの話や、岩手県の遠野でイセぱあちゃんから座敷わらしの話を聞いたこと、「昔あったずもな」で始まり「どんと晴れ」で終わる遠野物語、すい臓がんの末期の人が湯布院に行く話など、旅にまつわるステキな話をする。
ぜひ、聞いてください。
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JIM-NETの理事会で、来年、イラクの少女スハットさんを呼ぼうという話が決まった。
イラク戦争のとき、ぼくたちはイラク戦争をしないでほしいと訴えた。
当時、10歳くらいだったスハットちゃんが美しいけれど力のある絵をかいてくれ、それをポスターにした。
その後、治安が少し落ち着き、鎌田でも北イラクへ入れるようになったとき、バグダッドからスハットさんが会いにきてくれた。
スハットさんは、兄弟みんなで音楽をやっている。
お父さんは学校の用務員。
スハットさんはオーボエが得意だが、学校の楽器が貸してもらえなくなった。
悲しんでいるスハットさんに、ぼくはオーボエをプレゼントしたことがある。
日本へ来て、そのオーボエを聞かせてもらおうということになった。
イラク戦争後10年、子どもたちから見てイラク戦争は何だったのか。
戦争前に比べて、生活はどうよくなったのか。
戦争が何を変えたのか。
一人の少女の声をもとに、イラク戦争10年を検討したいと思う。
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一日一食ダイエットを主張している先生は、魚はまるごと頭からしっぽまで食べようと言っている。
だが、アジの開きをまるごと食べるのは、つらい。
骨が硬いのだ。
食べられないことはないが、口の中が荒れてくる感じがする。
しらすくらいなら、頭からしっぽまで食べられるのだが。
リンゴも、芯まで食べるのはつらい。
魚は健康にいいが、アジの干物を頭からしっぽまでまるごと食べるのはつらい
その先生の言いたいことはよくわかるが、健康法はつらいと続けられない。
鎌田流のがんぱらない健康法は、つらいことはしない、というのがポイント。
苦行のような健康法は、患者さんや地域の人にすすめにくい。
かつて不健康で早死にで医療費が高かった地域に、健康づくりの会を浸透させ、意識改革し、生活の行動変容をおこしてきたが、一日一食などというのは教えてこなかった。
これを多くの人がやってしまうと、骨粗しょう症や生理不順など、大変なことが起きると思う。
岩次郎小屋の今季最後のピーマンとナス。この夏は、つややかでおいしい野菜がたくさん採れた
食事は体にいいものをおいしく食べる。
そして、「うまい」と声に出して言いながら、セロトニンを出すような生き方が、もっとも健康で長生きできるのではないか。
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福島県の米の全袋調査は、今のところ1200万袋の調査目標に対して657万袋の検査が行われ、1袋に放射性セシウムが110ベクレル見つかった。
須賀川市の米であった。
予想はしていたが、米作農家の努力がいい効果を出していると思う。
水田の除染や、セシウムの吸収をおさえるといわれているカリウム、ゼオライトの散布などが効果をもたらしている可能性がある。
お米は注意して育てると、それほど放射性物質を吸収しないということがわかってきたのだ。
福島産のお米の価格も、昨年のようにたたかれることはないという。
風評被害も今のところ少ないようだ。
ぼくは、カタログハウスを通して、福島の低農薬のお米の応援団をしている。
そのデータをみると、すべてがほとんどゼロに近いND値(検出できず)である。
小さなお子さんがいる家庭では、無理することはないが、大人だけの家庭では福島のおいしいお米を応援してあげてほしいと思う。
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民主党は何をしているのか。
栃木知事選にも、宇都宮市長選にも候補を出すことができない。
消費税を上げることだけで精力を使い果たしてしまったのなら、解散したほうがいい。
消費税を上げて、何をするのかまったく見えてこない。
将来の国のかたちや夢を語れないなら、政権の座からおりたほうがいい。
民主主義国家の政党ならば、選挙に候補を出し、メッセージを出して、選挙民に選んでもらうことが大事なはず。
それがわかっていない。
岩次郎小屋の木々も、ここ数日の寒さに葉を落としはじめた。いよいよ冬の準備
自民党の政権もひどかった。
だから、国民は選挙で民主党に一票を入れた。
しかし、民主党のこのテイタラク。
さりとて、第三極の維新の会や、たちあがれ日本、みんなの党に、外交や財政、沖縄の問題などをバランスよく、きちんとやれる力があるとは思えない。
橋下さん人気のポピュリズムで、国会議員を100人もったとしても、その人たちが官僚をコントロールして、この国を運営できるとは思えないのだ。
それでも、そのなかでいちばんいい候補を選ぶしかない。
だからこそ、民主党はどんな状況になっても候補を出し、メッセージを出すことが大事である。
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日頃の感謝を込めて~
鎌田實からのメッセージ
チョコ募金2013 お披露目会
JIM-NETの募金キャンペーン『チョコ募金』は、今年でなんと8回目!
皆様のご協力があるからこそ、ここまで続けることができました。
12月スタートに先駆け、日頃のご支援に感謝し、イベントを開催します。
当日は、鎌田からの挨拶や今年のチョコ募金のデザイン・コンセプト発表、現地報告を予定しております。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
◆日時:2012年11月24日(土) 開場14:30/開演15:00
◆参加費:500円(チョコ募金1口分として)
◆会場:カタログハウス本社 B2階セミナーホール
新宿南口より徒歩10分。渋谷区代々木2丁目2-12-2
http://www.cadu-jp.org/notice/catalog_house_map.htm
◆定員:100名(先着順)
◆申込・問い合わせ
氏名・住所・電話番号・参加人数を明記し、お申し込みください。
JIM-NET事務局
e-mail :info-jim@jim-net.net
TEL/FAX:03-6228-0746
郵送:〒171-0033東京都豊島区高田3-10-24-303
◆トーク
*哲学のあるチョコレート:代表 鎌田實
*チョコ募金2013コンセプト・デザイン紹介:事務局長 佐藤真紀
*イラク医療支援報告:医師(理事)井下俊
*福島支援報告:福島スタッフ 小松真理子
12月からの一般受付に先駆け、当日会場ではチョコ募金を実施します。
皆様のご協力をよろしくお願い致します。<限定500個>
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名古屋市は、岩手県陸前高田市にまるごと支援を行ってきたが、来年度も継続するという。
被災した地域では行政機能もパワーダウンしているうえに、町の再建という大事業がのしかかり、能力の限界を超えている市町村が多い。
名古屋市から派遣されているのは、現在13人。
そのなかには土木技師や建築技師など専門の技術職員が5人いるという。
これはとても大事なことである。
長期的な支援が大事である。
できるだけ一つ市町村に一つの市町村が継続的に応援すると中身の濃い支援になるし、人間関係、ヒューマンリレーションもいいものができていくと思う。
日本は、自然災害が多い。
各地でそれぞれの姉妹都市交流などを深め、災害が起きたときにはわが身と思って支援していくことが大事なことである。
名古屋市は、陸前高田市出身の高校生を対象に、名古屋市立大学看護学部に特別入試枠を設けたという。
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JIM-NETと高橋卓志住職が始めた千人風呂が
こんな形で新しい支えあいのコミュニティを作りました。
派遣されて、石巻に住み着いてしまったクマさんのすごさがわかります。
このYouTubeみてください
大震災の復興チャリティーイベント【Fly to you…君にとどけ。】
日時:11月10日 13:00-15:00
場所:茅野市 かんてんぐら
(長野県茅野市宮川4434 TEL.0266-72-9846
http://www.chinonet.net/miyakura/)
出演:澄淳子(Vo) 高田ひろ子(P)、トーク出演:奥知久
主催:東日本大震災の復興を考える会(宮川「くらの会」)+諏訪中央病院(有志)
後援:茅野市 茅野市社会福祉協議会 茅野市教育委員会
イベント公式サイト:http://ishinomaki-utai.jimdo.com/
入場料:前売 2000円(当日は500円増)小中学生500円
問い合わせ:dolce.vita1014@gmail.com
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鳥の祖先は恐竜といわれている。
ぼくは、季刊「コトバ」で、「我々はどこから来たのか」という連載をしているが、人間は生まれる前に爬虫類の時代や鳥の時代があったと思っている。
ぼくたちの脳の視床下部は、恐竜の脳といわれ、食べたい、寝たい、戦いたいという本能に近い欲望を司っている。
最近、恐竜の翼について、気になる発表があった。
北海道大学の小林准教授とカナダ・カルガリー大学、米国フロリダ大学などの共同研究チームが科学誌「Science」に発表したものだ。
北米で発見された羽毛恐竜オルニトミムスの翼は、飛ぶためのものではなく、求愛や卵をあたためるためのものだという。
この恐竜は、植物を食べるので、獲物をとるために翼は必要ないという。
おもしろい考え方だ。
ぼくの家の庭にはキジがやってくるが、オスの翼のきれいさは求愛のためといわれている。
そして、子どもができた後は、自分の羽で気をひかせて、子どもやつがいのメスを守ろうとするためという説もある。
ペンギンやキウイバードなど、飛べない鳥もいる。
翼の目的は、飛ぶことだけじゃない。
オルニトミムスの翼は、繁殖行為のためにあるという説はおもしろいと思った。
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いよいよ石原新党が産声をあげそうだ。
なんとなく、こわい。
憲法の破棄、核武装、徴兵制・・・とすすんでいくのではないか。
橋下・日本維新の会と連携すると、石原さんは言うが、いくつか明確にちがう点がある。
TPPは石原さんは反対、維新の会は前向き。
憲法については、石原さんは歴史的に無効と考えている。
維新の会は、首相公選制と参議院廃止をふくめた抜本改正が必要という。
この考えは、なかなか魅力的だ。
橋下さんがやろうとしていることは、ガラス細工のようで心もとないが、首相公選制と参議院の廃止は日本にとって必要ではないかと、ぼくは思っている。
原発について、石原さんは脱原発に反対。
橋下さんは優柔不断ではっきりしないが、規定限定で稼動を認め、脱原発に向かうくらいな感じか。
安倍さんも不安定でこわい。
石原さんはスーパー保守でさらにこわい。
民主党、野田さんにはちょっとうんざり。
さて、困った。
橋下さんのことはあまり好きではないが、消去法で橋下もさんが残ってしまう。
もうちょっと状況をみていかなければ。
未来が感じられない日本の政治状況って、あぶない。
本当に困った。
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11月11日の「介護の日」セミナーの席が、残り200席ほどになりました。
介護をしている方やプロの方、介護について知りたい方は、ぜひ、お申し込みをお急ぎください。
会場は内幸町のイイノホール
10.0~12.30 プロ向けセミナー
13.0~16.30 一般向けセミナー
参加は無料
将来介護が必要になったときも、おそれず、がんばりすぎず、介護と向き合うために、がんばらない介護生活をいっしょに考えましょう。
詳しい内容、お申し込みはこちらまで↓
http://www.gambaranaikaigo.com/
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首相が国会で演説したが、まったく迫力がない。
政治は言葉なのに、言葉がむなしい。
社会保障の一体改革について、社会保障がどんなふうに行き届いた国にするのか、ほとんど語られていない。
経済再生戦略も言葉だけで、具体性がみえてこない。
二転三転している民主党のエネルギー政策に関しても、エネルギー問題をどうするのか、原発をどうすかるのか、伝わってこない。
民主党はここまできたら失うものはないはず。
この国をどうしたいのか、きちんと国民に語るべきである。
国民の心をあたたかくするような演説をしてみろといいたい。
言葉をきちんと使えない政治家なんて、やめてしまったほうがいい。
この国をどうしたらいいのか、そういう発想のない政治家が多すぎる。
みんな政局にばかり夢中になっている。
自民党も、次の選挙で勝つのはわかっているのだから、大人の対応をして、国民からさすが自民党と思われたほうが得なはずなのに、安倍君は相変わらずお子様ランチのように子どもっぽいしゃべり方で、腑抜けである。
第三極も芯が通っていなくて、信用できそうもない。
小沢さんも相変わらずくすんでいる。
こまったものだ。
政治家は自分の保身ばかり考えないで、もう一度、この国のこと、国民のことを考えてほしいと思う。
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岐阜県の川原町にある、泉屋という古い鮎料理店に行った。
近くを流れる長良川は鵜飼で有名だが、一週間ほど前に終わったそうだ。
鮎の塩焼きは、頭から食べられる。
和良(わら)川で獲れた鮎という。
和良村には、地域医療で有名な病院があり、この村に講演に行ったこともある。
その村で獲れた鮎なのかと思うと、なんとなく感慨深い。
なんと、鮎の腹にはたらこのような卵が、いっぱいつまっていた。
子持ち鮎はとても珍しいとオヤジさんがいう。
身はオスのほうがおいしいが、これだけ立派な子持ち鮎を食べたのは初めてだ。
鮎ぞうすいは、鮎の上品な苦味が絶品だった。
ご飯は大好きだが、いま低糖質ダイエットをしているので、申し訳ないがぞうすいは5分4くらい残した。
鮎寿司もうまそうだったが、1つにしておいた。
鮎料理、堪能した。
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経済をよくするためには、「おそれない」ことが大事だ。
不安心理が働くと、財布のヒモがしまってしまう。
うつうつとしてしまう人たちが多くなると、経済が動かなくなる。
みんなが少し躁状態になったほうが、投資をしようとしたり、自分の人生を豊かにするために少し買い物をしたりする。
気持ちが明るくならないと、なかなか経済は動き出さない。
日本の借金は6月末で976兆円。
これをどうするのかと心配している。
しかし、世界中の経済が不安定なために、まだ日本のほうがいいと円が買われ、円高になっている。
日本は苦しいのにもかからわず、円高のためにさらに苦しみが何倍にも増している。
韓国が少し景気がよくなっているのは、極端なウォン安が続き、輸出がしやすい状況が続いているからである。
お金を残していても、世界経済が行き詰まってしまえば、持っている貯金の価値がなくなる。
極端ないい方をすれば、紙同然になる可能性だってある。
万が一、大恐慌が来て、高度のインフレがおき、お金の価値が低下したとしても、日本にはすぐれた技術があるので、ここでリセットし、間違いなく円安がおきる。
韓国のサムスンがすごい勢いで、日本のメーカーを蹴落としていったが、今度はサムスンを巻き返すことだって、十分できる。
万が一、大恐慌がおきても、日本は必ず立ち直る。
おきなくても、日本は世界一の個人の資産があるだけでなく、253兆円という世界一の対外純資産をもっている。
どっちに転んだって、日本は必ずリセットし、微調整に成功して、今以上にいい状態をつくることができるだろう。
おそれすぎず、萎縮しないことが大事だと思う。
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11日、今年も「おらほの復興市~石巻・女川・東松島」が開かれる。
会場は、石巻のサン・ファン・バウティスタパーク。
ここでしか味わえない海や山の幸を味わったり、この土地に伝えられてきた郷土芸能を堪能できる。
雄勝石のアクセサリーや竹細工、マイ箸づくりなどのワークショップもあり、一日楽しめる。
昨年もたくさんの人が応援のために訪れた。
まだまだ被災地はたいへんな状況だ。
もういいだろうと思わず、今年のおらほの復興市にもぜひ、出かけてほしい。
訪ねるだけでボランティアになる。
いさ、東北へ。
詳しい内容はこちら↓
http://orahono-fukkoichi.jp/
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とにかく忙しく、日本中を走り回っている。
ここのところ、分刻みのスケジュールだ。
兵庫県立小野高校の110周年の記念講演をした後、午後、広島の地域医療の仲間である尾道市御調町の公立みつぎ総合病院の健康福祉展で講演してきた。
電車の乗り継ぎも綱渡りだ。
みつぎ総合病院は、山口昇先生が特別顧問をする病院だが、ぼくは3年に一度くらいの割合で講演をしにいっている。
ぼくが諏訪中央病院の院長だったころ、次々に新しい建物を建てるとき、国のいろいろな補助制度について、詳しく指導を受けた。
たいへん恩義がある。
以来、突然、講演を頼まれても、何とか借りは返さなければと思い、いつも要望にこたえるようにしている。
全国を移動しながらも、低糖質ダイエット。ご飯なしのレバニラ炒めで腹ごしらえ
ヘルペス後の神経痛に悩まされつつ、多忙な日々。
山里は紅葉がはじまって、とても美しかった。
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厚生労働省が来春の臨床研修医の内定状況を発表した。
大学病院の内定者が全体の45.7%と、さらに減った。
大学病院では、都市部で少しずつ減少し、地方へ分散する傾向が強まっているという。
東日本の被災県、岩手、宮城、福島で少しずつ増加傾向が出たというのはいいことだ。
被災地で研修しようという、志がある医学生が出ていることもいいことだと思う。
諏訪中央病院は、相変わらず人気病院の一つである。
研修の希望者が多く、倍率は高い。
定数のため、諏訪中央病院で研修できない場合は、2年間の初期研修が終わった後、後期研修で来ることも多い。
病院の教育力を高めることは、ぼくが院長をしていた時代にはできなかったことである。
現在の濱口院長を中心にした病院の幹部が必死に教育体制を充実させた結果、研修医が集まる病院になった。
すごいことだ。
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