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2012年11月13日 (火)

東北からのラブレター

岩手県の宮古第一中学校の生徒から手紙をもらった。
「アハメドくんのいのちのリレー」の感想文が入っていた。
ぼくは返事を書いた。
それに対して、またはがきが来た。

「この本を読んで学ぶことがたくさんあり、すばらしい本に出会えたことに感謝しています。
鎌田實さんに直接に会って話を聞いてみたいので、時間があれば、宮古第一中学校におこしください」
ラブレターである。

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宮古市は大震災で大きな被害をうけた。
一人の男子生徒は骨の病気で何度も手術をくりかえしている。
「アハメドくんのいのちのリレー」が心の支えになっているという。

中学生が、なぜ生きなきゃいけないのか、などと根源的な自問をしている。
いろんなことによく耐えて、しかも、哲学的な問題を解こうとしている。
何とか時間をつくって、行ってみたいと思った。

だが、スケジュールが12月までいっぱい。
来年1月は、ホモ・サピエンスが生まれたアフリカに行く予定だ。
なかなか時間がないが、なんとかしたい。
毎年、「教科書にない一回だけの命の授業」をおこなっているが、来年度は宮古第一中学にするという手もあるが、もっと早く行ってあげたい。

体が三つくらいあるといいのになあといつも思っている。

                    ◇

今日13日は、福島の南相馬市の小高(おだか)中学1年生に命の授業をする。
夜は、南相馬市立総合病院の坪倉先生と二人で、南相馬の小、中、高校のPTAの方々に子どもたちの命を守るにはどうすべきか話をし、質問にこたえてこようと思う。

「121113.pdf」をダウンロード

14日はいわき市で講演。
その夜はエリエールレディースカップ ゴルフの女子プロトーナメント最終戦の前夜祭に、坂本九ちゃんの娘さんと出演し、スピーチをしてくる。
毎年、四国でやっていたが、今回はじめて福島で開催することは、とてもいい。
大会開催にあたり、福島のゴルフ場では放射線量を何度も測り、女子プロの選手会とも話し合いを重ねた。
トーナメントをおこなうことは、福島を元気づけることになると思う。
今週は、宮城、岩手、青森と東北をずっとまわってくる。

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