人権問題
京都府の綾部市に講演に行ってきた。
この町では、かつて大型台風がきたとき、川が氾濫し、川のそばにあった被差別集落の人たちが犠牲になるという出来事があった。
人権問題について、学習しようという意識が強い。
同和問題を真正面にとらえて、学習会をしている。
年五回の学集会には、250人くらいの人が集まるという。
被差別集落にかぎらず、市民がまんべんなく集まっている。
こうした活動を、50年以上続けている。
今までも人権研究集会に呼ばれて講演してきた。
年2、3回はある。
人権を多面的にとらえていいが、必ず同和問題にもふれてほしいと主催者から言われた。
えらいなと思った。
ぼくは、地球上に38億年前、命がはじまったところから話し始め、差別がどんなにいわれのないものか、できるだけ科学的に話をした。
700人ほどのホールはいっぱいで、たくさんの拍手をいただいた。
人権についての意識が高いと感じた。
逃げないで、真正面から捉えていくことはとても大事なことだ。
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